里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

干し柿づくり'22~白粉は順調に回る

2023年02月06日 | 干し柿づくり

干し柿は、干し始めから約2ヵ月半。
昨年は蜂屋柿が大不作で例年の半分以下の量です。
それでも乾燥は概ね順調に進み、まずまずの干し柿に仕上がりました。
白粉の吹き出しも順調で、綺麗に回りました。
但し、大玉の大半は贈答にしたため、残されたものは多くが中玉、小玉です。
室内に取り込んだ後、1月10日頃にはポリ袋に入れ、気温の上がらない部屋で保管してきました。


いつまでも放置すると硬くなってくるため空気に晒さないようにする必要があります。
この方法はベストではないと思いますが、簡便です。
逐次消費してきたので残りは少ない。昨年は、今頃100個くらいも残っていました。
今年は大玉は残っておらず、中玉も残り僅か。
これが中玉。


これが小玉。


白粉は全体に回っています。
白粉は中の糖分が表面に吹き出したもの。甘味と白粉の多少は関係ありません。
ただ、この時期に白粉が無いと物足りない感じにはなります。
これは年内のあんぽ柿の状態でタッパーに入れ、冷蔵庫で保管していた干し柿。


数少なくなりましたが、自然に白粉が吹いてきました。比較的軟らかい状態で保たれています。
よりあんぽ柿に近い状態を保ちたい場合は、ラップに包んでからタッパーに入れれば、軟らかさは保たれます。この辺は個々人の好みの問題です。
さらに長期に保存しようと思えば冷凍が確実。
量は少ないながら、あんぽ柿を冷凍保存中の干し柿。一時取り出してみました。


これは大玉。冷凍でもカチンカチンにはならず、弾力があります。
干し柿は水分が少なくなっているからです。


こちらは、茶菓子として出ている干し柿。残り少ない中玉です。


1個取ってみました。


割いてみます。


これは中身が飴色で比較的明るい。ねっとりした柿のヨウカンと言った趣。
典型的な小生好みの「ころ柿」です。



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