
今年1月末に植菌し、仮伏せ していた原木シイタケを本伏せしました。
梅雨入りすれば気温も湿度もいい案配になると様子見をしているうちに連日の高温。大分遅くなってしまいました。
にわか雨が上がったところで重い腰を上げることにしました。この後も多少降雨があることを期待です。
本伏せするには湿度の確保が必要です。通常なら今時は梅雨期の真っ只中のはずながら真夏の様相。
これが植菌した後、仮伏せしておいたもの。

仮伏せする際には散水し、こもとビニールで覆いをしました。さらに途中チェックをし再び散水しています。
こもでしっかり覆いをしているので温度、湿度は適度に保たれているはずと思います。
とは言え、しばらく放置したままだったので少々不安でした。
ビニールを剥ぎます。こもは十分過ぎるほど湿っています。

ビニールを剥ぎます。こもは十分過ぎるほど湿っています。

こもを剥ぎます。

今年は種駒1,000個を使い切ったところで打止めにしたため本数は23本と僅かです。
一目、原木に白い菌糸が見えたのでまずは安堵しました。
太い原木の切断面もすっかり白くなり、シイタケ菌はかなり繁殖しているように見えます。


一方、雑菌も出ています。いまさらどうしようもないので運搬車に積み込み運びます。
何しろ年代物の運搬車。中古エンジンに付け替え、修理しながら使い続けています。
亀のごとくゆっくりとほだ木の置き場まで運搬しました。
亀のごとくゆっくりとほだ木の置き場まで運搬しました。

ここは半日陰で雨も適度に当たるためほだ木置き場にしています。
ほだ場は古いほだ木を整理し、この植菌した原木を本伏せするための準備は早くに出来ていました。
手前の空きスペースに今年の原木を本伏せします。

手前の空きスペースに今年の原木を本伏せします。

伏せ込みの方法は例年どおり慣れている合掌式です。


今年の原木の切り口は例年と比べても菌が多く吹き出ているように見えます。


スペースが足りないかとも思いましたが、間に合いました。

これで本伏せは完了です。


本格的な収穫は今年、来年と二夏を越した植菌3年目の春からが目標になります。
それでもこれまで稙菌2年目には結構穫れています。菌の繁殖が良さそうなので期待はあります。
全体ではこのような配置になりました。

右の列手前が今年稙菌した原木、次に植菌2年目の原木、その奥に植菌5年目の原木。
左の列手前が植菌3年目の原木、次に植菌4年目の原木、一番奥に植菌5年目の原木の一部。
右に僅か見えるのは番外で、7年目の原木を一部残したものと5年目の原木の一部。
左の列手前が植菌3年目の原木、次に植菌4年目の原木、一番奥に植菌5年目の原木の一部。
右に僅か見えるのは番外で、7年目の原木を一部残したものと5年目の原木の一部。
品種は何れも日本農林種菌の「すその360」。それにしても梅雨期とは思えない異常な高温。
影響はどれほどのものか、小生にシイタケの知識はなく分かりません。
灌水できる環境にもなく半放任なので、原木に頑張ってもらうしかないのです。
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