里山悠々録

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ターサイと縮み雪菜

2023年01月08日 | 畑:葉菜類

冬、寒さが厳しくなると姿がすっかり変わるターサイと縮み雪菜。
種播きが例年より少し遅れ、9月末の種播きとなったものの生育は順調。
バラ播きした後、株間10~15㎝に間引きし、11月半ばから間隔を広げながら抜き取り収穫しています。
今頃は30㎝くらいまで広げるのが目標でしたが、完全に穫り遅れています。
こちらがターサイ。


初めは葉柄が立っていますが、厳寒期には地べたに這うようになります。
これがターサイの大きな特徴で、今は這いつくばった状態です。


そして、葉は一層濃緑になり厚みを増しています。
外葉が少し黄ばんで枯れる株が出ており、今が大きさのピーク。


これから古葉が枯れて次第に株は小さくなっていきます。


目標通りの株間になっていれば、もっと大きく広がり葉の枚数も多くなっていたはずですが。


我が家では昔からターサイを作ってきましたが、周囲では殆ど作られていません。
栄養価が高く美味しいので、もっと作られていいはずと思ってきました。しかし、店にも殆ど出回っていません。
この地べたに這うような大きな株は調製がしにくく扱いにくいことも要因かもしれません。
こちらが縮み雪菜。


これもターサイ同様に収穫してきました。やはり穫り遅れて目標の株間にはほど遠い。


縮み雪菜はターサイの変異株から育成されたと言われています。
縮み雪菜がターサイとよく似ているのも当然と言えますが、特に初めのうちは殆ど区別がつきません。
しかし、今になると違いがはっきり分るようになります。


縮み雪菜も厳寒期になると横に広がりますが、ターサイのように地べたに這うほどではない。


葉の形もターサイより若干長めで、葉柄ははっきり長い。
縮みはターサイより細かく出ます。特に芯に近いところの縮れは著しい。これが大きな特徴です。


葉の厚みはターサイほどではなさそうですが、光沢があります。
穫った株を並べてみると違いが分ります。右がターサイ、左が縮み雪菜。


我が家で縮み雪菜を作るようになったのは近年です。
店にもよく出回るようになっており、ターサイとは大きな違いです。
確かに扱いやすく、見栄えがするので消費者の受けも良さそう。
資材の高騰を受け、小生もターサイを見切る心境にやや傾いています。



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