里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

エダマメ「秘伝豆」を穫る

2021年10月01日 | 畑:豆類

近年、当地方で美味い枝豆として評判の「秘伝豆」。
方々で作られるようになっています。
我が家では作ったことがありませんでした。これは助っ人が播いたもの。


この畑の一角を助っ人のコーナーにしています。
自ら作ってみるのは大いに結構なので、応援しています。
小生が、植えたり播いたりできるよう畑の準備をしてやります。
助っ人は老若男女。
日常的に来ているのは老女ですが、これを播いたのは、たまに来る若男女。
6月上旬に早生と晩生のエダマメの種を持ってきました。
早生のエダマメは8月に穫っています。
晩生の品種が、この「秘伝」。
見てみると、穫り頃になっている莢が多くなってきたので、収穫するよう促しました。


晩生の品種なので、少し茂りすぎのようです。


本来なら土寄せすべきところ、マルチしているので出来ません。
倒れないよう所々に支えをしています。
しかし、細かいことは気にせず自由に作るのがいいところ。
それなりに成っています。


莢は大きい。粒も大きいようです。

伸びた蔓にも成っています。


こちらは、未だ少し早い。


この「秘伝豆」、岩手県の種苗店が在来種から育成したもの。
当県でも、この「秘伝豆」の産地化に取り組んでいるところがあります。
最近は、この辺りのホームセンターでも種が売られているようです。
この品種は青大豆。
そのため、エダマメにしても普通の黄大豆に比べ青味が強い。
当県の名物の一つに「ずんだ餅」があります。
「ずんだ」はエダマメをすり潰し、あん状にしたもの。
青味が強いほど綺麗なので、青大豆が好まれます。
当地方に昔からあった青大豆は「青ばた豆」と言われています。
「青ばた」の謂われは定かでありません。
小生は「青端」ではないかと思っています。
幼少の頃、青大豆を田の端の畦に植えたものです。
どこの家でも、このようにして「青ばた豆」を作っていました。
エダマメとしてだけでなく、色や香りがいいので、きな粉にもしていました。
昔は土地の有効利用として作られましたが、すっかり姿を消しました。
今は、「青ばた豆」として種苗会社からも市販されていますが、元々は自家採種したものです。
助っ人が、穫った「秘伝豆」を茹でてつまみに置いていってくれたようです。


少し剥いてみると、やはり粒は大きく緑が綺麗です。
確かに香りも良く美味い。





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