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里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

長期保存のタマネギ「ネオアース」と萌芽

2025年03月26日 | 畑:土物類

長期保存して消費し続けているタマネギ。このくらいに集約されました。思いのほか残っています。


品種はタキイ種苗の中晩生種「ネオアース」。気温の上がらない所に保存しています。
長期保存で問題になるのは腐敗と萌芽。取り出すたびにチェックしながら管理してきました。
例年、僅かながら見られる腐敗は今年は皆無。しっかり乾燥させ沢山重ねすぎないように心がけています。
大玉は貯蔵性が劣ると言われますが、あまり気にせず消費しています。
結果的には大玉を早めに消費しているため、年明けまで残っているのは中玉が多い。
これは助っ人が大玉が使えなくなるともったいないからと言う単純な理由です。


過去にはタマネギを何品種か作りましたが、「ネオアース」に出会って以来一筋です。
抜群の貯蔵性と言うだけでなく品質が良いことも理由の一つ。
長期に保存していると自然に外皮が剥け、綺麗な狐色になってきます。


しかし、どんなに優れたものでも早春に気温が上がってくれば何れ芽が出てきます。
従って、常温で保存する限りは寒冷地ほど有利な面はあります。
「ネオアース」は貯蔵向け品種の中でも安定して萌芽が遅いことは間違いありません。
しかし、個体差は見られ、早いものと遅いものでは1ヶ月以上は確実にあります。
例年2月になると萌芽するものが見えてくるのですが、今年は1月中から萌芽するものが少し目立ちました。
このままだと3月早々には多くが芽を出すかもしれないと思いましたが、それほどにはなりませんでした。


結果的には例年と殆ど変わりない程度と思われます。
今冬は大寒の頃が気温が高く、立春以降に再三の寒波襲来で気温が低い傾向でした。
そのような気象経過が影響した可能性もあります。
今、ちょっと見で芽が出ている玉は分かりません。萌芽したものから早めに利用するようにしているためです。


これは取り出すときに注意して見ていれば分かります。僅かに芽が出たくらいなら支障なく使えます。
かまわず放置すれば芽はどんどん伸び玉は劣化してきます。
個体差があるのは当然ながら今冬は個体差の幅がやや広がっているのが気になります。
これらの個体差が縮小し、今残っているような玉ばかりなら鬼に金棒ですが、そう単純なものではないのでしょう。
もちろん「ネオアース」に対する信頼は揺るぎません。
少し取り出してみました。、外皮が自然に剥け綺麗な狐色です。


もう新タマネギが出回っていますが、我が家は当分貯蔵タマネギの利用が続きます。
こちらは畑に植わっているタマネギ。


まずまずと言ったところですが、暖冬で生育が進んだ昨年よりは明らかに遅れています。トウ立ちの心配はないでしょう。
「ネオアース」のほかに早生品種を少し植えています。「ネオアース」よりは進んでいるようです。姿は悪い。


こちらは同様に保存中のジャガイモ。覆いをしています。


小玉ですが、僅かながらまだ残っています。


品種は全て「男爵」。
以前は自種を取って植えていましたが、今は全て購入種にしています。
従って保存中はごく小さいうちの芽搔きを徹底し劣化を抑え使い切るように心がけます。






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