里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

春大根が穫り頃になる

2021年06月12日 | 畑:根菜類

春大根が穫り頃になりました。
品種はトーホク種苗の「春の都」、一部「新春蒔き総太り」。


播いた後、マルチの上から不織布のべた掛けをしました。(春ハクサイと春ダイコンの種播き
発芽は良く揃い、欠株はありません。
今年はべた掛けを1ヵ月以上、ダイコンが生長し持ち上がってからもしばらく掛けっぱなしにしていました。
種を播いてほぼ2ヵ月。


晩抽性品種とはいえ、種まき後に氷点下に下がるほどの強い低温に当たったので、トウ立ちの心配がありました。
例年なら、この時期、少しはトウが伸びてくる株が散見されますが、今年は全くありません。
長期の不織布のべた掛けが奏功したのかどうかは分りません。
こちらが「春の都」。


少し小振りでしたが、1週間ほど前から穫り始め、すでに10本以上穫っています。
今が穫り頃。


形も良く肌も綺麗です。


こちらが「新春蒔き総太り」。


これまで収穫はしていません。
「春の都」と比べて、やや立ち性。


葉は濃緑で切れ込みが深いようです。


これが初収穫。悪くありません。


洗って比べてみました。
右が「春の都」、左が「新春蒔き総太り」。


「春の都」が「新春蒔き総太り」より僅かに太りが早いか。
これだけでは分りません。大差ないと見るのが普通でしょう。
今は春大根も青首が普通の時代。それもしっかりとした青味です。
大根おろしで食べてみましたが、瑞々しく甘味があります。
昔々、春大根と言えば「時無し大根」。太りが悪く辛みが強い。懐かしい味ではあります。