里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

タマネギ「ネオアース」を一斉収穫、肥大良好

2021年06月15日 | 畑:土物類

タマネギをまとめて収穫し、取り込みました。
品種は全て「ネオアース」。
天候にもよりますが、全ての株が倒れて1週間以上経過を一斉収穫の目安にしています。


「ネオアース」は中晩生の品種ながら、マルチ栽培すると肥大が早まります。
特に今年は成熟が早まったようで、5月20日くらいから倒伏が始まりました。
自家用に5月半ばくらいから穫り始め、すでに数十個は穫り終わっています。
昔は早生から晩生種と2、3種作っていました。今は「ネオアース」だけで十分。
「ネオアース」のメインは貯蔵用。
完熟した状態で一斉収穫します。


残念ながら、今年のタマネギは越冬時点で生育不良、欠株も多い。
2月にはかなりヨレヨレの状態でした。
厳冬の影響が大きかったとはいえ、未だ原因はよく分りません。
挽回策といっても追肥くらいしかないですが、2月と3月2回行いました。
追肥は降雨とのタイミングが良く、効果は十分あったようです。
欠株になったところはどうにもならないものの、それなりの姿になりました。


病害虫の発生はなく、倒伏後も青味が落ちていません。
これまで穫ったものは、バラツキは多少あるものの思った以上に肥大していたので、期待が持てそうな気分になっていました。
「ネオアース」は倒伏してからも肥大します。


マルチが張り裂けそうになっているもの、このような株は大玉間違いなしです。


ただし、穫り遅れると割れたり肌が悪くなるので注意が必要です。 
今年は倒伏後も好天が続いたので、好条件でした。


引き抜いた後は、畝から持ち出し寄せておきます。


専ら作業は、助っ人がやってくれたので大助かり。


畑で茎を2、30センチ付けて切ってから、直ちに取り込みます。


作業場の下屋の空きスペースに広げます。


欠株が多かった分、数は予定より少ないものの、肥大は良好。


昨年、一昨年は500グラムを越えるような特大玉が多数出ましたが、今年も相当数出ています。
左が特大玉の500g級、右が中玉300g級。


市場出荷規格では直径9センチ以上で2Lサイズ。だいたい300g以上で2Lです。
欠株は多かったものの、大半が大玉なので、一族分、十分に賄えるでしょう。


この「ネオアース」の優れたところは何といっても貯蔵性が抜群なこと。
今年は特に萌芽が遅く、少々芽が伸びたものの4月一杯食べていました。
この1品種のみで、ほぼ1年間賄えるのですから、誠に素晴らしい品種。
このまま何日間か陰干しした後、本格的に乾燥します。