里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

今年の我が家のアヤメ類

2021年06月06日 | 

今年の我が家のアヤメ類は例年より若干早く5月10日くらいから咲き始めました。
日当たりの良いところ悪いところ様々の場所にあるため、開花にも差があります。
5月は総じて好天日が多く、日当たりの良いところは終わりが早い。場所による差が大きいようです。
今、アヤメがまだ満開の所。午後は日陰になります。


庭ではありません。空き地といった方がいいかも。
次第に殖えてきました。
アヤメの仲間には種々ありますが、これはアヤメに間違いないでしょう。


草丈は数十センチくらいで小型。花びらの付け根には黄色と紫の網目模様。


白のアヤメ。
アヤメが一番多い育苗ハウスの前。
青紫のアヤメはほぼ終わりで、白のアヤメは少し遅い感じ。


植えたわけではなく、変異したものと思いますが、どうなのか。


青紫のアヤメと一緒に咲いていますが、株が次第にまとまってきました。
これは1週間ほど前に撮ったもの。


今、目立っているのがキショウブ。


実はこの花を長い間ハナショウブの一種と思っていました。
この場所は乾いた場所で、当初は生えていませんでした。
いつの間にやら生えてきて次第に増えてきました。
少々調べて、キショウブであると分かりました。


帰化植物として環境省の「要注意外来生物」にも指定されているのでした。
アヤメを駆逐する恐れがあるので、引き抜くようにしていますが、やはり増えています。
昔から、荒れ地や堀などでよく見かけました。
これは水田用のため池の側にあるキショウブ。


邪魔にもならないので放置していますが、どうなのか。


ジャーマンアイリス。


母が生前植えたもの。次第に増えてきました。
日陰になっているので、かなり長期間咲いていますが、ほぼ終了です。
花は大きいが花弁の締まりが悪く、見栄えは良くありません。葉が非常に幅広なのが特徴か。


これもジャーマンアイリス。


こちらはすっかり五葉松に隠れているせいか、咲くのが遅く今が見頃。
母はイチハツだと言っていたらしいので、調べてみるとジャーマンアイリスで間違いないようです。
おそらくどなたかからイチハツとして譲られたものだったのでしょう。


イチハツは花がたいがい青紫、下に垂れる花びらの付け根には白いとさか状の突起。これは白いとさか状ではなくブラシ状のひげ。
ただ前のジャーマンアイリスと違い、花弁に締まりがあり見栄えが良い。


これは近くの農道そばにあるジャーマンアイリス。


10日くらい前に撮ったもの。今はもうすっかり終わっています。


こちらは家裏のシャガ。


群生化しており、ほぼ終わりました。これは日陰の残り花。


アヤメ類は種類も豊富ですが、我が家には代表的なハナショウブやカキツバタがありません。