里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

菜の花「寒咲花菜」は側枝の収穫盛りになる

2020年12月21日 | 畑:花菜類

ナバナ類の一種「寒咲花菜」。
今、主枝から出るわき芽(側枝)を盛んに穫っています。


主枝(親茎のトウ)の収穫は1ヵ月余り前から始まりました。まだ全て穫り終えていません。このように遅れているものが少しあります。


主枝(親茎のトウ)を収穫しました。


主枝はできるだけ数芽で収穫するようにしていますが、遅れているものは丈が伸びているため、わき芽を数芽残しで穫るのは困難で、結局10芽くらい残ってしまいます。
主枝を収穫した後、その下の葉の付け根からわき芽が伸び出し、その先に花芽が着きます。
主枝(親茎)を早く摘んだものが、今、側枝を旺盛に伸ばしています。


寒咲きのナタネ、この「寒咲花菜」は寒冷地のこの辺りでも、冬期間に穫れるので重宝です。
厳寒期には、強い低温で黄ばんできますが、枯れることなく穫り続けることができます。
この「寒咲花菜」はトーホク種苗の種を9月5日に直播きしたもの。
主枝の収穫はほぼ終わりましたが、わき芽(側枝)が伸びだし、外葉もまだ元気なため茎葉が畝間がいっぱい広がっています。


最近、冷え込みが強まっているので、花が咲くような場面はほとんど見られません。葉を少しかき分けると蕾が見られます。
このように側枝(子茎)が伸びて蕾が出ています。


この側枝をわき芽を2、3芽残して切ります。


収穫後。ここからまたわき芽が伸びてきます。それが孫茎になります。


この株はすでに何本か収穫していますが、1本穫り頃の側枝が伸びています。


収穫しました。


この株は、側枝(子茎)の収穫が一番進んだと思われる株。


側枝(子茎)を穫るようになると、本数が多く、ボリュームもあるため収穫の最盛期と言っていいでしょう。厳寒期に向かうため、収穫が遅れてしまうこともなくて済みます。
数株収穫しただけで十分なボリュームです。


花芽は僅かですが、茎や新葉も余すところなく食べられます。
この下の方の太い茎や葉は売り物として出回りませんが、問題なく食べられます。太い茎も筋がなく軟らかく美味しい。かき菜やつぼみ菜の太い茎は筋張って食べられません。
我が家ではナバナ類を何種か作っていますが、この花菜の人気が一番高い。寒さに当たることで一段と柔らかく風味が増しています。