里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

山菜の季節到来でまずはコゴミ

2020年04月20日 | 山菜

 山菜の季節が到来しました。
 我が家でまず収穫される山菜はコゴミです。例年より数日は早いようです。
 ただし、このコゴミは自然の山にあるものではありません。30余年前になるでしょうか。知人から株をもらい、空いている畑に植付けたものです。コゴミは日当たりのいいところを好みますが、条件が合ったらしく自然に増殖しました。


 コゴミという名は、芽が出てくる姿が、人が前かがみになっているように見えるからだと言います。こごんでいるのがだんだん伸びてくると言うわけです。想像してみると納得です。


 コゴミの正式名はクサソテツ。シダ植物の多年草です。これもソテツを小さくしたような姿から名付けられたものでしょう。頷けます。
 冬期間にシダ状の葉は完全に枯れ、春になると新芽が出てきます。前の年の葉が枯れたまま立って残っているものがあります。


 新芽は伸びるのが早く、知らぬ間に葉が開いてしまいます。ちょっと見ないでいるとこのようになります。


 食用になるのは、芽が渦巻状になっているうちなので、こまめに見ていないと採り逃がす方が多くなります。
 これでは、さすがに少々早い。

 このくらいがちょうど。


 このくらいが限界に近いといったところでしょうか。

 収穫してみました。 


 何の癖もなく、僅かにぬめりがあります。
 おひたし、サラダ、ゴマ和え、天ぷらなどで食べることが多いですが、オカカを掛けたおひたしが一番シンプルで、素材の良さを味わえる気がします。


 このあとタラの芽、コシアブラ、ウルイ、山ウドなどと続いていきます。