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里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

タマネギのマルチ栽培にばらまき追肥

2022年02月14日 | 畑:土物類

越冬中のタマネギにばらまきの追肥をしました。
4条の黒マルチが3ベット、植え付け本数約500本です。


9月6日の種まき、11月3日の植え付け。
品種はタキイ種苗の「ネオアース」1品種。


近年、トラブルが多く越冬時の姿がイマイチのことが多い。
それでも収穫時には大玉で豊作という結果オーライが続いており、真に納得はできていません。
何故結果オーライなのかの原因もよく分っていませんが、追肥が奏功していることは確か。
今年の姿はと言うと。まずまずと言ったところか。


昨年は越冬時に欠株がかなり出たので、それから見ればずっと良い。
今年の欠株はごく僅か。ネキリムシの被害です。増えなければいいですが。


厳冬のため葉先が枯れているものがありますが、これは気にしません。
芯の2、3葉がしっかりしていれば問題ありません。


越冬時に心配されるのはトウ立ち。
あまりに育ちが良すぎて大苗で越冬するとトウ立ちのリスクが高まります。
一方、貧弱すぎると収量が上がらないので、昔からトウ立ちが少し見えるくらいが良いと言われてきました。
我が家のは育ちが良すぎるような苗ではないのでトウ立ちの心配はないでしょう。
追肥に、粒状の速効性肥料をマルチの上からばらまきました。


追肥も水に溶けないことには効き目がないので、近年は早めにやるようにしています。


以前にも書いていますが、昔は追肥をしたことはありませんでした。
マルチ栽培では全量を元肥でやるものと決めつけていました。
理屈上、緩効性、遅効性の肥料を組み合わせてやれば追肥は必要ないはずと。
マルチの上から追肥しても効率が悪く、無駄になるだけと思っていました。
ある時、高齢の方がマルチの上から肥料をばらまいているのを見ました。
試しに自分でもやってみると、効果抜群。目から鱗というものです。
それが、たまたまだったのかどうかは分りません。
以来、マルチ栽培でのばらまき追肥を続けています。
ベットは緩いかまぼこ形に作ってあります。
ですからベットの中ほどを中心にばらまきます。


そうすると自然に転がって適当に植え穴に入っていきます。


植え穴を狙ってやるということはしません。
マルチ上に留まっている肥料も雨に溶ければ流れて入るものもあるでしょう。


生育は物足りない感じですが、根張りは悪くないようなので追肥の効果は期待できそう。
追肥をするようになり、ベト病が殆ど出なくなったのも大きな効果の一つ。
生育後半に肥え切れするとベト病が出やすくなります。
今年の追肥もうまく効いてほしいもの。


長期貯蔵のタマネギとジャガイモ

2022年01月19日 | 畑:土物類

夏のうちからずっと貯蔵し、食しているタマネギとジャガイモ。
時折チェックする必要があります。
一番は腐敗。知らずにいると増えていきます。
そして萌芽。この時期になると新芽が伸びてくるので、放置すると萎びてきます。
まずタマネギ。


品種は「ネオアース」。
タマネギは吊しとコンテナに並べて乾燥した後、中に取り込んで貯蔵します。
コンテナのまま、少なくなるに従って集約しています。


「ネオアース」は貯蔵性が抜群。そして品質に優れています。
まだ腐れや萌芽は全く見られません。


タマネギが貯蔵中に腐敗する一番の原因は、乾燥不十分で沢山重ねて貯蔵すること。
大玉は貯蔵性が劣ると言われるため大玉から消費していましたが、今年は玉の大小を気にせず食しています。
乾燥と貯蔵をしっかりすればあまり気にすることはなさそうです。


昨年は特に萌芽が遅く、少々芽が伸びてはきたものの4月一杯食していました。
同じ品種でも萌芽には年次差があるようです。
このペースなら十分春まで消費を賄うことができるでしょう。
色や形もタマネギらしい姿を保っています。一皮剥くと光沢のある綺麗なきつね色です。


ジャガイモ。


品種は「男爵」。
ジャガイモは不作でした。
しかも大玉は少なく、中玉、小玉が多い。


それだけに貯蔵中腐敗が出ないようしっかりと乾燥させました。
そして、段ボールに詰めて日の当たらない涼しい場所に保管しています。


芽はかなり出てきました。例年より芽が出るのが早い気がします。
やはり10月からの気温が高く経過したため、萌芽は早まったようです。
芽を伸ばしてしまうと栄養が奪われ萎びるので、芽が出始めたら即搔くように努めています。


一昨年までは一部を自種に取っていましたが、昨年から全て購入種にすることにしました。
ですから、芽は出たら全て搔いてしまえばいいので躊躇することもありません。
やはり自種より購入種の方が出来が良い。
不作だったので、春まで賄えるかと思いましたが、このペースなら問題ないでしょう。
肌は綺麗です。


こちらはサトイモ。


量も少ないので発泡スチロール箱数箱に入れ、中に取り込んで貯蔵しています。


昔は貯蔵用の横穴に保存していました。
昨年のサトイモの出来はまずまず。まだ結構残っています。
土付きのいかり芋の状態で保存します。その方が貯蔵性が高い、


必要な都度取り出し、子芋にバラして少し乾かします。


今冬の野菜は大概安値になっています。そんな中タマネギとジャガイモが高い。
少し大げさな言い方ながら、タマネギ1個とキャベツ1個が同じと言った様相。
北海道産が夏の天候不順で不作だったためで、滅多にない市況が続いています。



貯蔵するサトイモを全て掘り取る

2021年11月13日 | 畑:土物類

貯蔵するサトイモを全て掘り取りました。


これまでは必要な都度掘り取っていました。
数回掘ってみたところでは、今年はまずまずの出来のようです。
霜が降りる時期も近づいてきたので、全て掘り取ることにしました。
昨年の干ばつで葉が黄化したことから見ると、今年の姿はずっとマシ。


今年は雨が多く、背丈を超すくらいになったという方もいますが、我が家のはそんなではありません。
黒マルチは最後まで掛けたままにしています。
本来なら途中で外して、大きく土寄せした方が良いのかもしれませんが。


まず、茎を根元から切り取り、マルチを剥ぎ取ります。


この後、スッコップで掘り上げました。

株によって芋の着きに善し悪しがあります。
粘土質が強いため土が半端なく付いて落ちません。


その都度掘っていた時は、畑で子芋をバラしてから持ち帰っていました。
今回はすぐ使うもの以外は全て株のまま持ち帰ります。
この状態がいかり芋。子芋をバラしてしまうと貯蔵性が失われます。

この状態で作業場の中で少し陰干しします。乾かさないと粘土質の土が落ちないのです。


その後、発泡スチロール箱に入れて貯蔵します。
昔は貯蔵用の横穴に保存していましたが、今は量も少ないので、この方法が便利。
そして、必要な都度取り出し、子芋をバラして使います。
一連の作業は、みんな助っ人がやってくれます。
種芋は「蔵王いも」の名称で売られていたようですが、石川系のサトイモと思われます。
昔、我が家で作っていた土垂ほど粘りは強くありません。
こちらはサツマイモ。


品種はベニアズマ。
これまで掘ったものは甚だ不出来。
蔓だけは良いので、蔓ぼけと言うことか。


強粘土質土壌ではやはり厳しいのか。サツマイモといえども奥が深いようです。
結局、まともなのはこれだけ。


僅かばかりながら少し乾かして土を落とし、段ボールに入れ保存。
我が家は殆どサツマイモを食さないので、専ら助っ人用です。


ラッキョウの追肥土寄せ、花ラッキョウの葉数が凄い

2021年11月12日 | 畑:土物類

ラッキョウに追肥と土寄せをしました。
今年のラッキョウ栽培は変則です。
9月に植え付けた通常の栽培と三年子の花ラッキョウ栽培があります。
これまで殆ど管理らしいことをしてきませんでしたが、それなりに育っています。
これが9月に植え付けたラッキョウ。


スペースの関係で2条植えになりました。
生育良好とは言えませんが、ほぼ発芽しました。


これが三年子の花ラッキョウ。


こちらは1条植えになっています。


今年、事情があって半分を収穫せずにそのまま残しました。
三年子の花ラッキョウ栽培は初めての経験です。
福井の三年子花ラッキョウは有名ですが、実際に見たことはありません。
興味はありましたが、実際に作ってみると凄い数の葉が出ています。


土を掘って確かめている訳ではないので正確には分りません。
単純ではないと思いますが、5個に分球したものは5倍、10個なら10倍の葉が出るのでしょうか。
それぞれ畝の両肩に速効性肥料を施しました。



土が硬くなっているので管理機で土寄せしたかったのですが、スペース的に無理です。
全て鍬で土寄せしました。
粘土質の強い土壌なので、思うようにはいかないものの何とか形になりました。
通常の9月植えの方は条間が狭くてやりにくく、間に合わせの感は否めません。


もう少し勢いがついてくれるといいですが。


母が遺したラッキョウなので、まずは種の確保が第一です。
花ラッキョウの方はまずまず土寄せらしく出来ました。


花が次から次と長い間咲いています。
葉の数だけは凄いですが、どうなりますか。


花ラッキョウは初めてだけに興味津々ながら、収穫後の処理は大変そう。


今年のタマネギの植え付けは予定通り

2021年11月04日 | 畑:土物類

タマネギ苗の植付けをしました。
例年、植え付けは11月3~5日頃としています。
昨年は少し遅れてしまいましたが、今年は予定通りです。
種まきは9月6日。品種はタキイ種苗の「ネオアース」1品種のみ。


種播きと植付けの時期はその後の生育や玉の肥大、トウ立ちなどに影響するので大事です。
苗の状態は上々とは言えず、許される範囲と言ったところか。


不織布を剥いだ後に雨に当たって倒れ、さらに強風で少し傷められました。
葉先枯れが見られます。


根は白く綺麗で問題ありません。
苗の数は十分過ぎるくらいあるので、選別しながら植えます。


畑の方は2週間程前に全面に苦土石灰、帯状に緩効性肥料を散布し耕耘。
管理機で畝を上げ4条の黒マルチを張って、3ベット準備が出来ています。


湿気のあるうちに耕耘したため、多少ごろ土になっているかもしれません。
根が入りやすいよう棒を使って植え穴を開けます。


苗を差し込み植付けます。


植付け直後の苗は必ずぐったりとなります。
数日経てば芯が立ち上がてくるでしょう。


下葉が多少枯れるのは問題になりませんが、昨年は完全に枯れてしまったのが結構あったので少し心配ではあります。
全部で約500本の植え付けとなりました。


今年は助っ人がいたので植え付けも短時間で済みました。
かつては何品種か作りましたが、1品種にしてからは作業が楽になりました。
苗は大分余っていますが、しばらくは補植用にとっておきます。
これが今貯蔵しているタマネギ「ネオアース」。


品質が良く貯蔵性抜群で大変優れた品種です。
今のところ腐敗も全くありません。来春まで十分賄えるでしょう。