■ 一人綴り

イロイロやってますが、停滞中。(モノが出来たらアップする感じですから...。)更新はしますが数が減るかも。

□ Inkscape

2012年03月05日 | ○ Weblog




 久しぶりにInkscapewを使ってみたので、ちょっと雑記を...。

 Inkscapeは、ドロー系ツールなんですが、


 【 ラスター画像の貼り付け・読み込み 】
 【 ベクターグラフィック 】


の両方が出来ます。コミスタやイラストスタジオと比較すると
違いがありますが、ソレが可能です。

 ドロー系ツールと言うのは、パスを引いてハンドルで調整し
て絵を作ってく感じのソフトなんですが、このソフトには


 【 カリグラフィー 】


と言う、手書きの形状をパス変換してくれるモノがあります。
このツールを使うと、ラスターグラフィックツールの感覚で、
絵を描けます。

 ドロー系ツールの強みなんですが、やはり小さな解像度で
も絵がちゃんと描ける部分にあります。

 というコトで、解像度が 【 744x1052 】 のモノで描
いてみました。とりあえず、カリグラフィーは1pixに設定し
ています。

 このツールの特性ですが、カリグラフィーのラインという
のは、現行の拡大率に応じて細くなる仕様になっています。

 つまり、原稿全体を表示して描いてしまうとラインは太く
なり、極限まで拡大すると物凄く細くなります。

 と言うことで、描いたヤツを小さく表示してスクリーンシ
ョットとってみました。


□ 出力...。



結構追従していますよね。

 ちなみに、これってどの程度のサイズなのかと言うと..。
こんな感じです。


□ 用紙サイズ



 つまり、コマ割って絵を描いてもある程度追従してくれ
る感じですね。PC購入してソフト用のコストがかけたくな
い場合、ちょっと大変ですが、コレで描くことも可能です。

 ドロー系ツールのメリットと言うのは、マシンスの負荷
が低い状態で綺麗なラインとかを利用できる点にあるので
すが、ラスターだと線画潰れてしまいそうなモノでも追従
してくれる感じです。

 ちなみに、Inkscapeですが、このソフトはスレッド数が
意味を成さないようなつくりなので、明らかに


 【 シングルスレッドのクロックに依存する 】


感じだったりします。3.4GHzとかあるとカリグラフィーが
滑らかに機能してくれます。

 個人的には、最低スペックでも


 □ シングルスレッド時に3.2GHz以上で動くCPU

 □ 4GBのメモリー
   (このアプリは32bit版なので...。)


 □ 256MB以上のVRAMがある環境
   (できれば、PCI Express x16接続のグラ
    フィックボードが刺さってるのが理想的)

 
 □ SXGA以上のディスプレイ
   (解像度は高いほうがいいです。ネットブ
    ックだと解像度が足りません。)

 □ インストールに400MB以上の容量

 □ ダウンロードにインターネット環境



と言う感じでしょうか。まぁ、フツーはこれに光学ドラ
イブが付属している感じですね。

 クロックが遅いPCと言うのは基本的にグラフィックと
かでは厳しくなるシーンが多いです。Inkscapeは思いっ
きりクロックが効くのでクロックの速いCPUとVRAMの多
いグラボがいいかと思います。

 と言っても今のグラボって1GBのVRAMを持ってる感じ
なので、電力抑えたい場合だとコンシューマのボード
だとGeforce GT 430とかかなと。

 ちなみに、ClarkdaleのIGPだと二画面でガウスとか
入ったオブジェクトが増えてくとあるポイントからパ
フォーマンスがガクンと落ちます。


 ただ、今回のサイズだと小さく描いて後で拡大して
外形線の補正を入れるとかすると意外とキツくはなり
にくいかなと...。

 このソフトですが、現在、0.48.3.1が最新版で、安
定版は、0.48.3となっています。


 ちなみに、0.48.3.1ですが、スプレーツールという
のが実装されていて、選択した形状でパターンブラシ
のように塗っていくことができます。

 フォトショとかGIMPのエアブラシとかでパターンを
登録しておくとソレが利用できる感じですが、それに
近い感じで描けます。

 当然、パスの統合を行った複数のオブジェクトとか
でもそれをブラシの先のように利用できるので便利で
す。


 あと、なぞった部分のパスを削除できる消しゴム
ツールと言うのが実装されていますね。カリグラフ
ィーで下書きの線画邪魔な場合、なぞると消せると
言う優れものです。と言うか、レイヤー構成を


□ 線画
□ 色
□ ラフ


と言う感じにしておくと問題がないのですが便利な
機能だと言えますね。

 ラスターで描く場合、黒で露骨に描いていくと線
画描くときに解らないのでGIMPとかを使う場合には
間違いなくグレーなどの黒との比較が出来る色で描
くといいかなと思います。

 そうすると透明なレイヤーを使った場合でも描き
やすいです。

 A4の600dpiのカラーとかだと解像度が物凄く高く
なってしまうので、ひたすら重たいのですが、モノ
によってはベクターグラフィックツールを使うと、
ラスターよりも楽に使うことが可能です。

 また、解像度が高くないとムリっぽい感じがある
のですが、このソフトでは、


【 ラスター読み込んでベクタライズする機能 】


が実装されています。色がついてると版画みたい
になるのでダメなんですが、線画とかだとブレて
る線とかを補正してくれる感じです。w

 とりあえず、カラーの画像を取り込んでみたら


□ ラスベク



となんらか解らない状態に...。と言うか、なん
だかフォントみたいなのが入っていますが、こ
んなのは描いた覚えがないモノなので、変換に
よる偶然です。なんかどっかの言語みたいです
よね。w







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