■ 写真から顔の形成をする機能（Poser&iClone）

iClone 4Ex体験版のことを書いたので人物作成ソフトの関連で書いて いこうかと思います。元々この手のソフトというのはキャラクターが最 初からあるのでソレを使ってポーズ人形の代わりにしたり、アニメーシ ョンさせたりするモノだったのですが、当然のようにWEBFONT形式による 読み込みもできますから、自作のキャラを動かすなんてことも可能でし た。 　ただ、ある時期から、モデルを結構簡単に作る機能が実装されていま す。実は、2000年にフリーウェアで顔のモデルを写真から起こせるソフ トがリリースされ、これがパーツをマーカーを拾うことで3次元にすると 言うモノでした。かなり画期的なテクノロジーだったのですが、今では 多くの3DCGツールで実装されています。 　PoserやiCloneも例外ではなくソレが行えます。まず、iCloneですが、 こちらは、　【　頭部　】　のタブで顔の形状を調整できます。 　その中から　【　フェイス　】　を選択すると顔の編集になります。 ■　調整項目 　そして、さらに、　【　画像をロードする　】　を利用すると写真に ターゲットを合わせて形状を構築することが可能です。 ■　画像をロードする 　実はPoserもフェイスルームというのがあって、それで顔の調整が可 能です。 ■　フェイスルーム 　こちらも画面左側に写真の読み込み機能がありますから、アレで合わ せると形状が構築されます。 　では、オブジェクトがどんな感じになるか比較して見ましょう。 まず、iClone 4から。こちらは、レンダラーが古めかしいのと軽快さ がウリなので、あまりクオリティーが...。って感じですが形状はか なり変わっています。 ■　かなり変化した顔のアバター 　そして、Poser 5Jです。今は8が出ているのですが、レンダリングを ドラフトではない状態でライトの位置を少しいじって影が出ない感じ の位置にしたものがコレです。 ■　Poserでやってみた 　同じ写真からなのに結構違いますよね。ｗ　髪が板ポリゴンとFarの 違いや、iCloneは自然の環境光のみなのに対し、Poserはスタジオ撮影 みたいな多重光源ですから違って当然と言う感じですが、根本的な出 てくる形状が違っていると言う...。重たいだけその分の仕事はしてく れてるって内容ですね。ｗ 　Poserの場合正面からの写真だけだと耳とかが終わるのでよろしくな いのですが、正面から明けでも作れないことはありません。ただ、横 の写真もあったほうが高さが合うのでより正確なモデルの構築が可能 になります。 　ちなみに、テクスチャーサイズですがｍPoserは4000x4000まで対応 しています。 　あと、Poserの衣装ですが、古いキャラに新しいキャラの衣装が着 れないとか、フェイスルームで一旦変更したキャラの顔の編集ができ ない（5Jの話です。）とかあったりするのですが、ちゃんと同じバー ジョンのヤツに服着せるとダイナミクスが効きますし便利です。 　と言うか、テクスチャーが必要な部分がありますが（特に目は描き なおすとPoserとかの場合別物になります。）結構短時間で構築でき る感じなのでいいかなと。 　あと、一つの方法なんですが、こうした方法で一つのキャラを作る と、Poserの場合、パラメーターで顔の形状を変形させることが出来 るので、複数のキャラクターを作れます。なので、ベースが幾つかあ ると便利だったりします。

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