■ 一人綴り

イロイロやってますが、停滞中。(モノが出来たらアップする感じですから...。)更新はしますが数が減るかも。

■ 利便性

2008年05月03日 | ○ Weblog


 Linuxの環境もフロントエンドが増えているおかげでGUIでの操作で簡単

に作業できる状況になっています。

 多分、一番気軽になったのは、光学メディアの取扱いではないかと思い

ます。

 まず、オートマウント機能が搭載され、今までのように


 「 Mount 」


コマンドを必要としません。


 MOUNTコマンド


を使う必要がなく認識しますし、再生もファイルの展開も可能です。

 そして、大きく変わったのは、ライティング環境でしょうね。

CDやDVDと言うと、ISO形式でファイルを生成してそれを焼くと言う作業

ですから、

 mkisofs -r -j- -b init.d/cdrom.img -o ....


と言う結構長い呪文のような記述を必要としていましたが(と言うか、

この呪文のようなモノは、単純にISO形式のファイルを作りますよと言う

レベルのものですから、元のファイルの生成からライティングまでに、

ターミナルで記述する内容は結構あったりします。)現在は、WNDOWSや
 
MACのように、ドラッグ&ドロップでフツーにファイルを移動し、GUI操

作だけでライティングが可能となっています。(当然、ターミナルを使

って焼くことも可能です。)

 そう考えると、セキュアにする場合であれば、この手の機能を丸ごと

どこかに葬り去り、コマンドラインで入力し、マウントにもパーミッシ

ョンで権限つけて特定のユーザーにしか利用できないなどの縛りを付け

る必要はありますが、コンシューマOSレベルでそれを行うと、敷居が高

すぎて普及しないと言う問題が出ています。

 当然、敷居を下げるからには、それと平行してセキュアである構造と

言う物が求められるのですが、この辺はユーザーがどうにかできる部分

とそうでない部分があるので、出棺段階での環境作りとパッチのリリー

スと言う両方のアプローチで発信元が対応するしかなかったりします。

 それはさておき、セキュアな部分という面では、少し気を配る必要が

ありますが、利便性の面においては、GUI環境の充実により、Linux環境

も以前のAftterStepがメインのデスクトップマネージャーだった時代と

比較すれば(って、いつの時代だ?!)相当便利になっており、形式が

違う光学メディアなどの利用も今まで通りの方法で扱うことも可能です

がマルチメディアに対応したOSの振る舞いになってきたように感じます。

 この影響からか、64MBのメモリーでも動いていた軽快なOSの構築と言

うのが少し難しくなり、現在では、個人的な認識ですが、

 CeleronD 330以上
 512MB以上(オンボードVGA環境だと利用するメモリー分を足した数)
 AGPx8 VRAM 64MB以上(3D性能を求める場合条件が少し変わる。)
 80GB以上のHDD (用途によって変わるが、欲張ってパッケージを入れる
 とその分増加する)

 
は必須だと思います。

 つまり、WINDWOS環境と比較すれば相当軽快でXPと同等かそれよりも機敏

に動くと言う感じです。とりあえず、古いマシンで動かす場合だと再構築が

必要という感じになっています。

 また、この環境というのも利用するソフトによって大きく変化するモノな

ので、Ardour GTKのようなWAV使いまくりのDAWだと多分にこの環境ではスト

レスが溜まると思いますし、Live CDについても動きますが重いです。 

 マルチメディアに対応させてユーザビリティーを向上させると基本的にOS

は重たくなるのですが、それでもなおある程度軽い部類には入っているので

はないかなと思います。

 とりあえず、一昔前と比較するとOSの推奨環境は高くなっているのですが

その分、


 「 特定の作業を行う為の高位を制御するソフト 」


としてのOSとしての利便性は高まっており、電話を使えることが特別な事で

はなくなったかのように、フツーに敷居がなく使えるレベルになってきてい

るのではないかと思います。


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