>「2大政党制で丁々発止の論戦を」 引退の赤松広隆氏に聞く > 毎日新聞 2021/10/15 05:45
(略)
> 今回の衆院選に出馬せず、引退した前衆院議員に聞いた。 >赤松広隆前衆院副議長(73)=立憲
> 私も大島理森前衆院議長も国会の権威を高めることに特に意を用いてきた。 >最後は多数決で決めるとしても、熟議を大切にしてきた。
そうですね。熟議に傾聴したうえでの多数決が必要ですね。
> 特に安倍政権は長く続いたため、数さえあれば許されると考える傾向があった。
議員も‘寄らば大樹の陰’ ですかね。 残念なことです。
>だからこそ大島前議長も2018年7月に、政府による公文書の改ざんなどについて「民主主義の根幹を揺るがす問題」と指摘する異例の所感を公表したのだと思う。 >一方で最近の国会は与野党の力に差が開き、「1強多弱」になっていた。 >その意味で言えば野党の責任も大きい。
野党はどうしてそれほど人気がないのでしょうかね。
> 野党が「第2自民党」になろうとすれば、「第1」のほうがいいと言われるに決まっている。
我々日本人には基本的な物が欠けているのでしょうね。
我が国は、頭脳流入の国にならなければならないですね。それにはわが国の研究環境を良くすることが必要ですね。
生活環境が劣悪であると難民流出の国となる。生活環境が良好であると難民流入の国となる。
研究環境が劣悪であると頭脳流出の国となる。研究環境が良好であると頭脳流入の国となる。
現実 (事実) は見ればわかる。現実の正解は一つしかない。非現実 (考え) の内容は文章になる。文章にならなものは考えではない。
矛盾を含まない文章は、全て正しい考えを表している。考えは、一人一人違っている。だから、正解は無数にある。体系的な考えは哲学になる。各人に哲学は必要である。 Everyone needs a philosophy.
私は日本のインテリから ‘哲学とは何ですか’ と何度も聞かれた。外国人からは、このような質問を受けたことはない。日本人は大学で、自己の哲学を作ることを学んでこなかった。だから大学在学中の4年間を遊んで暮らさなければならなかった。
政治に関する考えは政治哲学になる。宗教に関する考えは宗教哲学になる。科学に関する考えは科学哲学になる。人生に関する考えは人生哲学になる。などなど。
我が国の政治家には政治哲学がなく、わが国の宗教家には宗教哲学がない。わが国の科学者には科学哲学がなく、わが国の著述家には人生哲学がない。などなど。
‘私は絶対に日本人を信用しない。昨日までの攘夷論者が今日は開港論者となり、昨日までの超国家主義者が今日は民主主義者となる。これを信用できるわけがない’ (あるアメリカの国務長官)
TBSブリタニカとブリタニカ国際大百科事典を作ったフランク・ギブニー氏は、自著 <人は城、人は石垣> の中で、我が国の作家について次の様な感想を述べています。
孤立は日本式スタイルを誇る詩人、随筆家はいうに及ばず、小説家において最も顕著である。これは外国人にとっては判断をはばかられる主観的な領域である。しかし文学界で最も尊重される文章が意味を省略し、あいまいさに富み、漢字をうまく使って読ませ、文法分析家を意気揚々と悩ます一種の「気分の流れ」であることは一般に真実である (私の思考パターンは取り返しのつかぬほど西洋的なので、私は自分がスラスラ読めるような日本語の散文は深刻なまでに文学的優雅さに欠けているにちがいない、という大ざっぱなルールをとっている)。(引用終り)
我が国には人手不足の話はあるが、頭脳不足の話はない。わが国は、無哲学・能天気の国である。だから、国民は歌詠みになる。
>「山椒(さんしょ)は小粒でもピリリと辛い」で満足するならば別だが、本当に政権を取る気ならば憲法、原発などで対立軸を作る以外にはない。
我々日本人は日本語と英語の両言語を良く学び、思考における時制の大切さを十分に理解する必要がありますね。英語にある時制 (tense) を使った考え方を会得すれば、我々は自己の意思 (will) を明らかにすることも可能になるし、自分自身の世界観 (world view) を持つことも出来ます。さすれば我々は国際社会において相手の理解も得られ、未来社会の建設に協力することも可能になります。かくして、我々日本人は、人類の進歩に一層の貢献が可能になるでしょう。
『有能な人材が世界から日本に集まり、ここで世界に向けてサクセスストーリーが生まれるという国家を目指すべきです。 このための具体的な政策課題として (1)英語を第2公用語にする (2)定住外国人に地方参政権を与える (3)インターネットの接続料はじめ知的生産活動の基本コストを諸外国並みにする (4)日本の制度やシステムの中で国際基準と合致しないものを一括して見直す―の4点を提案したいと思います。』 (茂木敏充外務大臣)
> 2大政党制で与野党が丁々発止の議論を戦わせる。
日本人には政治哲学がない。だから実のある議論もできないでしょうね。
>それを見て有権者が次はどの政党に託すかを決める。
有権者は無哲学で能天気ですからね。政党選びもむずしいですね。国民が思考を停止している国にはどのような特徴があるでしょうかね。
'どのような状況にも普遍的に通用する真理や法則、基本概念や倫理がありうるという考え方が、日本にはほとんど存在しない。' (カレル・ヴァン・ウォルフレン)
‘周りの影響を受けずに、真に独立した考えができる知識人がいない。’ ( グレゴリー・クラーク)
'日本人は政治にそれほど関心がないのに政府に依存し、国からの発言を待っている。' (ウスビ・サコ)
>そのような政治に変わっていくことを期待している。
未来社会の建設には、国民本人の努力が必要ですね。
優秀な人は「純粋によく観察する」が、凡人は「自分の期待したもの」しか見ようとしない。
>【須藤孝】
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