とうげいの茶屋

Sunao Koizumi  
小泉すなお

ラムネを作る

2009-01-30 | こねもの・料理
子供の頃以来、めったに口にしなかったラムネ。
ひょんな事で、このごろよく食べるようになり
お店で見つけては、買い求めている。

でもクッキーやチョコレートとは違い、品にバリエーションがなく
一商店に一種類がほとんどである。
そればかりか、置いていない事もあるのだ。

こんなに食べるのだから、どうにかこれを家で作れないものかと思い
ネットでいろいろ調べると、主原料はコーンスターチ、砂糖、クエン酸という事が分かった。
たまたまクエン酸が家にあったので、これなら出来る!と
やりたがりはすぐさま作る事に。

材料を少量の水分とよく混ぜて、型に入れてトントンと密着させる。
クエン酸というのも化学実験ぽいし、型で固めるというのは
工作好きにはたまらない。

口に入れると、シュワーっと甘酸っぱさが広がった!
粉砂糖を使ったので、市販のものより口当たりがいいくらいだ。
これは、いけるかも!と、しばらく調子にのって、家族にふるまい
「トントン、パクッ」をやっていたが
食後にちょこっっと残る「片栗粉感」を感じてやめた。

残った配合済みの「ラムネの素」は「とろみ+酸味+甘み」なので
当分は甘酢あんかけの材料には間に合いそうである。
やりたい方はぜひ。結構遊べます。




型もの好き

2008-06-03 | こねもの・料理
随分前に欲しくて買った「鯛焼き」の焼き型。
買った当初、嬉しくて嬉しくて、それはもうしつこいぐらいに焼いて
我が家だけでなく、ずうずうしくも人様に振る舞ったりもしていた。

それから数年。すっかり型の存在を忘れていたが
つい先日、棚の奥から見つけて、久し振りに焼いてみる。

むむ、なかなか上手くいかない。
どうしてもアンコが隠れずお腹から飛び出てしまう。
どうにか隠れても、アンコが透けてまだらになって
まるで観賞用のコイの様。
やっと6匹目で、まあまあの出来になった。

随分前の話。
世界四大文明展の「メソポタミア文明展」に行った時
座したライオンの形に焼き上がる「パンの焼き型」の展示に、目が釘付けに。
愛くるしい姿に、欲しい~欲しい~!でもミュージアムショップにあるわけない。

祭司用だったらしいが、昔からこんなものを作って
楽しんでいたのだなあと、思わず微笑んでしまったのを覚えている。


油の誘惑

2008-03-13 | こねもの・料理
くさくさといつまでも落ち込んでいる訳にもいかず
年度末のいろいろを終えて、ふと一息。

落ち込んだ時もそうだけど、疲れた時も甘いものが欲しくなる。
そんな時、前々から食べてみたいと思っていた
「クロテッドクリーム」なるものをお店で見つけた。

イギリスのアフタヌーンティには欠かせないクリームなんだとか。
とにかくクセになる味らしい。
これは是非スコーンを焼いて正式に頂かなくてはと
一気に気分は盛り上がった。

容器からスプーンですくうと、絡み付くよう。
流れるようなクリームをのせて、最初の一口・・・・!
よく言われているように、バターと生クリームの中間て感じ。
濃厚なのに、口の中ですうっと溶けて
スコーンのざくざくした感じに絶妙にマッチしていた。
確かにクセになりそう。美味しかった~

日持ちがしないのをいい理由に、せっせと食べている。
このパック一人で開けてしまいそうだ。
結構、私は「油王」のようである。











ベーグルふたたび

2008-01-17 | こねもの・料理
先月、妹から誕生日プレゼントをもらった。
彼女はジャム作りにハマっているようなのだが
プレゼントは何とパン作りの本
・・・もっと作りなさいってことなのだろうか。

藤田千秋著「雑穀と豆のパン」
このところ、この本の五穀パンとベーグルばかり作っている。
気に入ると同じ物ばかり作るしつこい性格なのだが
雑穀のプチプチした食感がたまらないのだ。

写真は以前のへそパンと違い、ちゃんと穴があくようになった
全粒粉入りベーグル。

かしタワー

2008-01-08 | こねもの・料理
かしビルのリベンジに、次はもう少し完成度の高い物を(?)と
昨年のみそかに作った一品。

お正月に会う人のために作った、
ウォーターフロントの某ツインタワーマンション。
グーグルマップで建物の配置まで確認した。

ジャジャーンとお披露目した直後
写真では見えない位置に、アイシングの「点点」の付け忘れ発見!
深夜の作業で、見落としたよう。
思わぬ手抜き工事になってしまった・・・






かしビル

2007-12-26 | こねもの・料理
クリスマス、チビの誕生日でもあるので
誕生日祝いもかねて、何か特別な事をと思い
前々からやってみたかった「お菓子の家」をつくる事にした。

切妻屋根の形は可愛いけれど、よくあるし・・などと考えていたら
相方が「どうせならフンデルトワッサーみたいのにすれば」と言う。
・・・・言うのは簡単だけど、作るのは結構大変なのですよ。

じゃあ、めちゃくちゃカラフルな建物にしてやろうと
食紅4色を買い込んで、焼いたり、塗ったり、貼ったり
出来上がるまで、ほぼ半日。

作品は、ワッサーハウスに似ても似つかない
お菓子のビルで「かしビル」と命名。
殆どおやじギャグ・・。
ああ、でも苦労したので、当分食べられない。

                                   

さなぎ?

2007-11-30 | こねもの・料理
急に寒くなったせいか、家族も順番に風邪っぴきになっている。
天気も悪いし、家から出たくないなあという一日
初のクロワッサンに挑戦してみた。

自分で作ってみると、改めてそのパンがどういう風に作られているのかが
分かって楽しい。
・・というより、今まで何にも知らずに食べていたのね。

バターを巻き込み、畳んで伸ばして冷やしての作業の繰り返し。
作業自体はちょっとなので、合間に他の用事をしていたのだが
寝かせたり待ちの時間が長く、作り始めから終わりまで、
ほぼ一日作業になってしまった。

焼きたてパリパリは味も格別。
時間かけて苦労しただけはあったよ~と満足していると
そこへ相方
「クロワッサンて三日月型でしょ。これ・・さなぎっぽい」

そういう風に言われると、パンとは違うものにも見えてきた。


へそベーグル

2007-11-25 | こねもの・料理
家を出たり入ったり、泊まりがけの用事が続くと、
それだけで、日常のいろんな事が片付かない。やれない。
今月はそんな一月だった。

パン作りもそう。
そういえば、もう一ヶ月近く焼いてないなあ
でも時間もないしなあ、発酵が少ないものないかなあと思いたち
初のベーグルに挑戦。

ベーグルって、焼く前に生地を何とゆでるのだ。
それによって中は柔らかく、外はカリッとした感じになるらしい。
輪っかの大きさの見当がつかず、適当にやったところ
「穴」がふさがってしまい、へそパンになった。

こんがり焼けた肌に、縦長の「へそ」
ベーグルとしてはどうよ?だけど、ちょっと色っぽい?



チャパティを焼く

2007-11-04 | こねもの・料理
昨日来る予定だったお客様は、残念ながらキャンセルとなってしまい
ベジタリアンの友人のための豆カレーは、そのまま我が家の晩ご飯に。

このカレー、うちに初めてくるお客様には必ず出すという
本当にバカのひとつ覚えのようなメニューなのだが
前もって作っておけるので、非常に便利なのである。
(うちに食べに来たことがある人、また作ってるなと笑って下さい)

今回は肉抜きだったが、いつもはこれにタンドリーチキンとチャパティを焼く。
ナンも好きだけど、チャパティの方が発酵が無く、手軽に焼けるし
香ばしい粉(アターという全粒粉)の感じが好きなのである。
フライパンで焼いた後、写真のように、ガスの直火に当てるのだが
踊るようにぷぅっと膨らむ瞬間があって、何とも楽しい。

粉に水を足して、こねて、伸ばして直火で焼いて・・
原始的なパンの焼き方だけど、シンプルなだけに素朴で味わい深いのであった。


パンを焼いて実家に帰る

2007-10-13 | こねもの・料理
作りためたネズミや鉢が、居間を占領し手狭になってきたので
急きょ窯のある実家に持ち帰ることに。

扇風機や夏物の入った段ボールと共に台車に高く積んで
深夜ガラガラと駐車場へ運ぶ様は、ほとんど夜逃げの姿。
この台車、10年以上愛用しているのだが
ベアリングが壊れてしまい、ガラガラと音が大きくなってしまった!
恥ずかしいし、ちょっと迷惑。マイ台車、新調したいところなのである。

写真は、実家へのおみやげにと焼いた、レーズン入りのソフトロール。
レーズンはラム酒にしっかりつけ込んでおいたので、香りだけは充分大人のパン。
イモ虫ではありません。