水瓶

ファンタジーや日々のこと

梅雨入り前のスパイとSF

2015-06-07 20:13:48 | 雑記
これは今日の雲、、、ではなくて、6月4日の雲です。
なんかKindle読書ブログみたいになりつつありますね。今日もそうです。

タイトルだけはよく聞いたことのあったスパイ小説の古典「寒い国から帰って来たスパイ」、
グレアム・グリーン絶賛との評で読み出したら、あれ、あんまり好きじゃないかなあ、失敗したかもと思いつつ、
読みやすいので読み進んでいる内に、お?なかなかいいかも、となってどんどんはまり、
フンフンどうなるどうなる!!?___そして衝撃の幕切れを迎え、読了直後の感想は

うええええ地獄に落ちるぞおぬしらああああ!!!

でした。誰かやつらを成敗して下さい。腹立つ。ふんっふんっっ

発表されたのは1963年で、ベストセラーになったそうです。納得。
作者のジョン・ル・カレも英国情報部の元情報員だったそうで、結構そういう出身の作家聞きますけど、
冷戦時代のスパイってそんじょそこらにいたのか・・?
そうそう、マンガとか映画とかにマイクロフィルムってよく出て来た出て来た…!
しかしスパイ小説って、今はハッカー戦みたいなのが主流になるんでしょうか。
昔はよかった。ハッカー戦なんか読んでもわからんもん。

ジョン・ル・カレの小説、他のも面白いんだろうけど、
こういう話だとちとつらい気もするなあ。どうしようかなあ。
ほぼ五十年前だから、国際情勢から通信環境から今とずいぶん違うんですけど、面白いんです。
きっと今の人の心にも強く訴える何かしらがあるのが古典として残るんでしょうね。シェイクスピアとかも。



で、もう一冊読んだのはアシモフの「宇宙の小石」。隠居した仕立て屋のシュヴァルツじいさんが宇宙を救う話です。
「寒い国から…」より気軽に楽しめる感じで、これも面白かったです。
実はアシモフは今まで推理小説の方を読んでて、SFは意外に読んでなかったのです。
でも本当はSFがメインなんですよね。いっぱい出してるから他のも読んでみよう。

次に買ってあるのはロアルド・ダールとチェーホフ。
なんか読む本が純文学系とSF・ミステリ系にかたよってるのは、
AmazonのKindleストアの小説・文芸ジャンルで「価格の安い順」と「注目度順」で表示して探した結果です。
しかし「価格の高い順」て、わざわざ使う人いるんだろか。。
あと、これまでの購入・閲覧記録からのおすすめは結構的を射てますね。
チェーホフとシェイクスピアは戯曲のジャンルの所にありました。
Kindleストアで本探すのもっと上手にならねばなあ。本屋より難しいかも。

もうすぐ梅雨入り。読書の秋ならぬ読書の雨です。ゲコゲコ♪