川の果ての更に果てに

Svensk,Danmark,Norges,Suomen応援ブログ

日中友好論

2005-11-20 22:31:03 | 日々のニュース
これは正しいような気がします。
小泉首相、独自の「日中友好論」を展開 APEC全体会議
阪神ファンと巨人ファンが絶対に仲良くなれないかというと、そういうことはなく伝統の一戦の時は喧嘩するもののサッカーの時は日本を応援する、みたいな感じですかね。

で、実際こだわり過ぎという気はしますしね。中韓にしましても、日本のメディアにしましても。逆に靖国参拝を肯定する人達にしましても。
批判を公式文書という形で多国籍の会議の場で提出してもらい、反論を同じく国際舞台で返す、というやりかたを取って、後は全部「批判はみんな(他国)のいるところで聞こうじゃないか」くらいの態度を貫く方が不毛な論争が避けられていいかもしれません。

あ、もちろん、私は靖国参拝は違憲であると考えています。
が、それは単にそこだけに参拝している現状が政教分離に違反するからです。首相がハロウィンに参加してキリスト教戦没者の追悼をし、永平寺や本願寺に行って仏教徒の戦没者を追悼するのなら、別に靖国に公式参拝で行こうが構わないと考えます。
何か違憲=中韓に対する外交的敗北みたいに捉えている人が多いですけど、結局それだけのことじゃないかと言いたい。
で、他宗派の追悼にも参加していれば戦争の正当化ではなく戦没者の追悼だという政府の言い分にも説得力が増すわけですからね。それでなお文句を言うなら、その時こそ余計な内政干渉だと強く言えばいい(もちろん違憲状態でも内政干渉であることは間違いないですが)。
これが不満だという人もいるのかもしれませんが、そういう人達(日本遺族会はじめ違憲判決に感情的になる人達)はキリスト教式も仏教式も認めず、靖国参拝によってしか遺族追悼がなされてはならないと考えているのでしょうか。
仮にそうだとしますと、それは遺族のための会とはいえず、政治結社なのではないでしょうか?
もちろん以下は蛇足ですね。大阪高裁の判決と同じや~ん。

いずれにしましても、分かり易いやり方で反論した方がいいかもしれませんね。今回の小泉サンのようなやり方とか、あるいは国連の中においてとか。第三者が介在してくれないと、ただ感情的になる一方でしょうから。

あと、首相は同時に中長期的な見方に立たなければならないとも述べたようです。
これについては自分がいなくなってからどうにかしてくれ、という責任放棄にも聞こえなくはないですけどね。

ヴィッセル降格

2005-11-20 21:00:56 | サッカー
泥沼ヴィッセル神戸、遂に降格が決定してしまいました。
まあ、降格するだろうことは開幕8試合くらいの段階で予想できましたが、すんなりと決まってしまいましたね。

降格の要因は色々あるかと思いますが、結局どういうチームを作りたいのか、明確な方向性が見えなかった部分が大きいですかね。もちろん、戦力獲得の際のスカウティング不足も大きいでしょう。イルハン獲得の失敗などはその最たる例でしょう。当人に罪はありませんが、カズの獲得も実績重視でいくのか、若手に切り替えるのかの部分を曖昧にさせてしまったと思います。
三木谷氏のオーナー就任も強化させるどころか、むしろ混迷させてしまった感がありましたね。情熱があったことは認めますが、それだけでは…。金の使い方も中途半端でした。いっそアブラモビッチのように惜しまず使っていれば…。
ユニフォームを楽天カラーのクリムゾンレッドに替えてダメになったのは三木谷氏にとっては嫌な暗示なのではないでしょうか。

ただ、中途半端に無駄なアガキをして混迷しつづけるよりかは、いっそさっさと降格してしまった方が次への切り替えという意味では楽かもしれません。どうせ来年はJ2ですから、これからの試合はかなり楽に戦えるでしょう。使うつもりのない、あるいはその場凌ぎに獲得した外国人やベテランは捨てて、これからのヴィッセルを担う選手達に残り試合を任せればいいと思います。

個人的には、これからというにはすでにトウがたった気がしますが、和多田選手に頑張ってほしい。ちんまりしたスピード重視のFWか、色々できるけど器用貧乏なFWが多い中、彼の規格外のパワーはやはり言いようのない魅力があります。
というか正直、あのロングスローだけでも代表に入れていいんじゃないかと思ったりしますし。守るために走ることと、シュート外すことなら、誰にでも出来るわけでして、スローインがセットプレーになるというのは個人的にはすごく捨てがたいんですけどねぇ。
パワー系選手の宿命か負傷が多く、また他にいないタイプだけに監督が起用法を見つけられなかったという部分はあると思いますが、J2なら試合に出られるでしょうし、遅咲きの花を今からでも咲かせてほしいと思います。

昔私が勝手に作った和多田応援歌を最後に紹介。早大校歌『都の西北』で

浪速の西北、神戸のピッチに
そびゆるFW、日本の希望
和多田がゴールの、形を知るや
強烈右足に、超ロングスロー
現世(日本)を忘れる、パワーと強さ
輝く和多田が 行く手を見よや
和多田、和多田、和多田、和多田、和多田、和多田、和多田♪

和多田選手と早稲田大学の許可は取り付けておりませんのであしからず。

Qちゃん優勝

2005-11-20 20:39:47 | その他スポーツ
アメリカプロレス・WWEなんかではよくありえないようなケガをして選手がさもピンチに陥っているように見せることがあります。
サッカーでも97年にはイラン代表がアジジ選手を車椅子に乗せてまで自分達が危機的状態にあるとアピールしていました。

高橋尚子選手も、ひょっとしたらそういうブラフを使っていたんじゃないか。自分の復活劇をより印象強いものにするために、自らが引退の危機に瀕していることを強調しようとしていたのではないか。
そんなことを勘ぐりたくなるくらいに見事な優勝でした。
いやま、もちろん、何もなくてほしいと願ってはいましたけれど、何かあるんだろうと覚悟していて何もなければ、何か拍子抜けしてしまうのが人間というもののようです。

何か批判しているみたいですけど、そんなことないです。本当におめでとうございます、の一言につきます。
見事なスパートでした。他の実力者も少なかったですが、優勝の価値に変わりはありません。見事の一言に尽きます。
もう終わった選手、小出氏と別れて止める者がいなくなっている、今まで支えてきた無茶な練習は年齢とともに不可能になった、そんな陰口を見事にシャットアウトしてしまいました。

ところで、負傷の際に幾つかのブログには「そんなことをあらかじめ知らせるのは逃げ道を作っているんじゃないか」と高橋選手を非難するような論調の記事も見られました。
それも一理あるとは思いますが、例えばアメリカンスポーツなどでは負傷者リストなどを作って、選手をあらかじめ管理していたりしています。このあたり競技によってマチマチですが、極めて長距離で体への負担も大きいマラソンの場合、選手の状況をあらかじめ主催者などに知らせておくのはそれはそれで一つの選択なのかなとも思います。見る側に対する情報公開、ともいえるでしょうし。
もちろん、高橋選手がそう考えて、ああいう記者会見をしたとは思いませんが、そういう見方もできるかなということで。

クラシコ 他

2005-11-20 07:54:52 | サッカー
バルサが強いのか…
レアル・マドリーがダメ過ぎるのか…。
いやいや、正直ベルナベウでこんなに一方的になるとは思ってもいませんでした。

ガウーショとメッシを止められませんでしたね。普通は彼らのプレーに慣れて対処策とか出てきそうなものですが、やられることに慣れてしまったのでしょうか。攻撃陣もさっぱり冴えずでした。全然歯が立ちませんでしたね。
相手に拍手を送るベルナベウのファンは清々しいというよりも不気味でしたね。いやま、相手がバルサ以外なら賞賛込みかもしれませんけれど、永遠の敵バルセロナですからねぇ。この後何やらかすんだろう。ルシェンブルゴの吊るし上げとかやらかすんでしょうか。

結局、ちょっと相手が強くなると途端にダメっぷりを露呈する。そんな今シーズン前半のレアル・マドリーの集大成のゲームだったと皮肉っておきましょう。
更に皮肉を言うなら、3日後のリヨン戦(これもベルナベウで)も注目でしょうね。一部で欧州最強候補なのではといわれるリヨンが本当に強いのか、バルサより強いのか、比較対照となる結果をバルサが提示してくれましたんで。
もちろん、銀河系軍団がプライドと意地を見せてくれるか、も注目です。

他、結果散見。
もう一つの重要なダービー。オールドファームはセルティックが圧勝。俊輔も良かったようです。レンジャーズとの勝ち点差は15で勝負ありといったところでしょうか。現状のいいチーム状態を考えますと、噂されるロイ・キーン加入は副作用を起こしてしまうかもしれないという点でどうでしょう。
ローマ対ユヴェントスというイタリア南北対決は、これまたアウェーのユーヴェが圧勝したようです。ローマもかなり壊滅的ですね。カッサーノの処遇を含めてどうなることやら。
ロイ・キーンが退団したユナイテッドは勝利。チェルシーも少し低調気味でしたが持ち直して勝利。ウィガンはガナーズに惜しい敗戦。ここからの連戦を考えると、まずはここで勝ってほしかったのですが…