裁判員制度導入に向けて、こんなことがあったそうです。
「不倫相手を刺殺」学生と商店主ら 早大で模擬裁判
「真犯人は被告の夫ではないか?」
いや、裁判員は被告の有罪無罪を判断するのが仕事でして、犯人が誰であるかまでは考える必要はないです…傍論で触れられても目茶苦茶迷惑です。
あ、別に私が迷惑するわけではありませんが。
さて、最終的には無罪になったそうですが。
これ、実は危惧されていることらしいですね。日本人は他人を信用しやすいので、訓練をしっかり受けていない限り、有罪判決を中々下せないのではないかと。
あと、一般人の中にある役人に対する不信なども巧く使われれば、という気はします。捜査官を個人攻撃して、彼が偏見捜査をしていたように仕向けることで有罪心証を覆すというのが日本の裁判員にも有効なのではないでしょうか。
裁判官は検察官の言うことに嘘があるとは思わないでしょうけれど、裁判員はそうでないかもしれません
もちろん、実際には専業裁判官もついているわけですし、そうした裁判官がある程度理性的に判断しそうな気はしますが、そうすると今度は裁判官の中に検察官ばりに被告の有罪を説明する者がいることになります。これは果たしていかがなものでしょうか。
特に死刑に相当する事件の判決の場合には裁判員は苦しむことでしょうね(参考-死刑事件と裁判員制度:元検弁護士のつぶやき)。口では「あんな奴絶対死刑だよ」と言っていても、いざ実際自分で判示するとなると変わってくるのでしょう。
ま、もちろん裁判員になれば研修みたいなものはあるのでしょう。それがどういうものなのか、私は知りませんけれど。ただ、最近の行政の見通しの甘さを見ていますと、彼らが予定している程度の訓練で十分なのかなとも危惧します。
「不倫相手を刺殺」学生と商店主ら 早大で模擬裁判
「真犯人は被告の夫ではないか?」
いや、裁判員は被告の有罪無罪を判断するのが仕事でして、犯人が誰であるかまでは考える必要はないです…傍論で触れられても目茶苦茶迷惑です。
あ、別に私が迷惑するわけではありませんが。
さて、最終的には無罪になったそうですが。
これ、実は危惧されていることらしいですね。日本人は他人を信用しやすいので、訓練をしっかり受けていない限り、有罪判決を中々下せないのではないかと。
あと、一般人の中にある役人に対する不信なども巧く使われれば、という気はします。捜査官を個人攻撃して、彼が偏見捜査をしていたように仕向けることで有罪心証を覆すというのが日本の裁判員にも有効なのではないでしょうか。
裁判官は検察官の言うことに嘘があるとは思わないでしょうけれど、裁判員はそうでないかもしれません
もちろん、実際には専業裁判官もついているわけですし、そうした裁判官がある程度理性的に判断しそうな気はしますが、そうすると今度は裁判官の中に検察官ばりに被告の有罪を説明する者がいることになります。これは果たしていかがなものでしょうか。
特に死刑に相当する事件の判決の場合には裁判員は苦しむことでしょうね(参考-死刑事件と裁判員制度:元検弁護士のつぶやき)。口では「あんな奴絶対死刑だよ」と言っていても、いざ実際自分で判示するとなると変わってくるのでしょう。
ま、もちろん裁判員になれば研修みたいなものはあるのでしょう。それがどういうものなのか、私は知りませんけれど。ただ、最近の行政の見通しの甘さを見ていますと、彼らが予定している程度の訓練で十分なのかなとも危惧します。