川の果ての更に果てに

Svensk,Danmark,Norges,Suomen応援ブログ

プロ野球・契約の話

2005-11-30 22:57:33 | 野球
楽天を戦力外になった小倉投手がトライアウトを経て戻ってきました。
もちろん、実際のところとしては、新監督になった野村さんの鶴の一声というところが大きいのでしょう。ヤクルト入団の時の監督も野村さんだったといいますし。私はスワファンですがほとんど覚えていません。アハハハ…。
契約は前年度から2000万円減の4300万円だそうです。
しかし、これってどうなんでしょう。
ひょっとして、一度戦力外にして再契約すれば、25%以上ダウンには本人の同意が必要という規約を免れることができるのではないでしょうか。
もちろん、実際にそんな目的で戦力外にすればまず間違いなく他球団に逃げられるでしょうが、今後このやり方で契約の時に選手を脅す球団とか出てきそうな気がしてなりません。

大リーグを目指していた入来投手。ポスティングに手をあげた球団はなかったようです。大塚投手の時と同じですね。大塚は1年遠回りして成功を収めましたが、入来投手はどうでしょうか。
選手会長でありながら西武を戦力外通告された小関選手もMLBを目指すそうです。日本でダメだったのに、アメリカでどうなんだろうという気もしますが、とにかく頑張ってほしいですね。
しかし、数年前に西武優勝の立役者となった大友、小関、高木大成が揃って球界を去るということには、西武ファンでない私も一抹の寂しさを感じずにはいられません。

農家の嫁の事件簿。これは事件かも

2005-11-30 19:55:09 | ブログ関連
トレンドランキングから。
第9位に「農家の嫁の事件簿」というのがあり、「何だこれは? 新たのドラマかな」とクリックしてみれば、そこには絵日記風のごく普通のブログが。
「?」と思いながら、ふと右のほうを見ると。
昨日のアクセス数:1,537
今日のアクセス数:960,000超

…はい?

何でもYahoo! Japanのトップに紹介されたのだそうです。
まあ、日本人の八割はYahooかグーグルを使っているというわけですから、そこのトップページに紹介されたとなるとこの驚異的なアクセス数も納得というもの。
まあ、昨日の1537もすごい数字ですけど(Exciteがユニーク計算かヒット計算なのか知りませんが)。
しかし、いきなりコメントやTBが増える(コメントが223でしたっけ)と普通の人には処理が大変でしょうね。本人には予告とかはあったのでしょうか。なければびっくりしてるでしょうね。
閲覧数が倍になっただけで私は「何でこんなに?」とびっくりしましたし。

続・人種差別的チャント

2005-11-30 19:15:27 | サッカー
カテゴリが変わって第二弾。
参考:人種差別チャント

ゾロに対する差別的言動を機に(他にもカメニに対する差別などもあったそう)、UEFAが本格的に乗り出してくるようです。一説によれば、酷い場合には試合中止もできる、ということのよう。
ただ、この手の強硬措置はかえって逆効果を生むことも往々にしてあります。
例えば、暴力行為に対する厳重処分は一方で 他方でウルトラスがより発言力をもつことにつながったという話もあります。要は暴れないかわりに見返りをよこせということで。
そうしたことと同じことが今回も行われるかもしれません。ある意味、差別が権力闘争に利用されるわけであって、これでは何ら解決に結びつかない。

もちろん、そうした連中の排除を応援すべき措置も必要ですが、これができるのなら苦労はしないというのも事実。サッカー雑誌のコラムなどには会長は会長で自分を擁護してもらうためにこうしたウルトラスを使うことがあるのだ、という話なども掲載されていました。とすると、クラブが真面目に取り締まるかどうか…。
何となく総会屋と保身を図る経営陣という印象ですね。
となると、会長本人と総会屋に罰を加えるしかないでしょうかね。もっとも、インテルの例で言うならば、実質的な会長はモラッティですが、現実的な会長はファケッティです。こういう隠れ蓑が使われる可能性もあります。

根絶の方法というのはさすがに難しい。正直、人間は程度の差こそあれ他人に対して優越感を持っていたいものですから、それを完全に封じ込めろというのは現実問題として無理がある気もします。
とりあえず、一応の試案。この試案自体にも若干差別的部分があるので、正直疑問もありますが、例えば黒人に対して差別的な言動をした場合、向こう3年間黒人以外の選手の移籍に関してペナルティを課すという方法などはどうか。
要は、黒人差別をするチームはお前達の嫌いな黒人選手しか取ってはいけないということです(もちろんEU枠などそのまま)。この部分に若干差別的部分があり、気にくわないのですがペナルティとしては有効でしょう。
差別的行動を取れば、差別している連中が自分の応援しているチームに増える。増えやすい状況になる。それでは差別する方が損だと常識人であれば思うはず。
また、当然のこととして、自分達を差別するようなチームに移籍してくる黒人選手は中々いないでしょうから、一気に戦力ダウンは間違いなし。とすると、会長もさすがに困るはずですから、ある程度の規制に乗り出さざるをえないでしょう。
どんなものでしょうか。

しかし、インテルを出て行くという噂の絶えないアドリアーノにとっては、格好の移籍理由ができたことになりますね。

ペルー人逮捕

2005-11-30 18:17:41 | 犯罪・刑事関係
広島県の女児殺害犯として、今月現場近くに移転してきたペルー人が逮捕されたそうです。
事前の報道などでは土地勘がある、というものが多く、また状況からもそういう感じなのかなと思えた部分もあっただけにやや意外でした。
と同時に、捜査過程の報道などについて非常に考えさせる逮捕でもありました。

考えさせられたのは捜査過程の情報公開についてです。
もちろん、行政の情報はできるだけ公開されていることが望ましいのは言うまでもありません。しかし、今回の事件のような場合に情報がつぶさに公開されていたとしたらどうでしょう。ペルー国籍の犯人は「これはまずい。俺は相当怪しまれている」とペルーに逃げ帰ったかもしれません。
そうなると、日本としては犯人引渡をめぐりペルー政府と交渉しなければなりませんが、現在ペルーとの関係はフジモリ元大統領との関係で悪化しています。引渡に応じず、ペルーが自分達で逮捕・処罰してしまう可能性もあるといえたでしょう。
そういうことを考えると、捜査情報の公開はされない方が望ましい部分もあります。メディアの要求する捜査の透明性(被害者の実名報道もその一環でしょう)を貫き通すのはむしろ好ましくない。
加えて、メディアが事件について大きく取り上げると、警察の中には慎重な捜査が自分達の怠慢と思われるのではと警戒したりして、ついつい情報を漏らしたりすることもあるそうです。こういうのもまた望ましくないですが、一方でメディアにそうした情報公開を要請しているのが我々普通の市民であることも確か。
単に被害者のプライヴァシーだけの問題だけではなく、色々な問題が捜査情報の透明性という部分には内在しているといえそうです。

もっとも、じゃあ非公開こそ望ましいのかというと、例えば事件の犯人が警察関係者であった場合などが問題になりそうです。透明性が存在しなければ隠蔽されてしまう可能性などがあることも確かですね。

そうしたバランスをどこでとるべきなのか。
一段落ついたのは良かったですが(まあ、法律論をうるさく言うなら、まだ逮捕されただけで彼が犯人と断定されたわけではないとも言えますけど)、こういう問題も真剣に考えないといけないのかなとも思わせる逮捕劇でした。