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Qちゃん優勝

2005-11-20 20:39:47 | その他スポーツ
アメリカプロレス・WWEなんかではよくありえないようなケガをして選手がさもピンチに陥っているように見せることがあります。
サッカーでも97年にはイラン代表がアジジ選手を車椅子に乗せてまで自分達が危機的状態にあるとアピールしていました。

高橋尚子選手も、ひょっとしたらそういうブラフを使っていたんじゃないか。自分の復活劇をより印象強いものにするために、自らが引退の危機に瀕していることを強調しようとしていたのではないか。
そんなことを勘ぐりたくなるくらいに見事な優勝でした。
いやま、もちろん、何もなくてほしいと願ってはいましたけれど、何かあるんだろうと覚悟していて何もなければ、何か拍子抜けしてしまうのが人間というもののようです。

何か批判しているみたいですけど、そんなことないです。本当におめでとうございます、の一言につきます。
見事なスパートでした。他の実力者も少なかったですが、優勝の価値に変わりはありません。見事の一言に尽きます。
もう終わった選手、小出氏と別れて止める者がいなくなっている、今まで支えてきた無茶な練習は年齢とともに不可能になった、そんな陰口を見事にシャットアウトしてしまいました。

ところで、負傷の際に幾つかのブログには「そんなことをあらかじめ知らせるのは逃げ道を作っているんじゃないか」と高橋選手を非難するような論調の記事も見られました。
それも一理あるとは思いますが、例えばアメリカンスポーツなどでは負傷者リストなどを作って、選手をあらかじめ管理していたりしています。このあたり競技によってマチマチですが、極めて長距離で体への負担も大きいマラソンの場合、選手の状況をあらかじめ主催者などに知らせておくのはそれはそれで一つの選択なのかなとも思います。見る側に対する情報公開、ともいえるでしょうし。
もちろん、高橋選手がそう考えて、ああいう記者会見をしたとは思いませんが、そういう見方もできるかなということで。

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