ダウとTOPIXで判る市場判断(570)
中国国家ファンド
中国の国家ファンドの社長が来日した。そして、「中国の投資は国家戦略ではなく、純投資」を強調した。これは、多くの金額で下げた日本株を買うと、支配権も持てるために、先に投資だと予防線を張った物だろう。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/economy/worldecon/122746/
先に、米中合意で、米国資金が流出して、遠からず、中国資金が入ると予測したが、この流れにあるように見える動きである。昨日言ったように、社員持ち株などを協力す進めないと、日本市場は米中の草刈場になろうとしている。
国内総生産(GDP)、3.7%
日本のGDP(国内総生産)は、実質3.7%と、予想より大幅に良かった事が判った。このために、株価に好影響を及ぼした。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/economy/policy/122698/
国内の設備投資が伸びたようである。前期比でも、0.9%と伸びていて、力強いと言える。まだ、サブプライムの結果が、どのように影響するかによるが、現在の株価が下げ過ぎにある事は、確かであろう。
株式市況
ニューヨークは、178$と大幅高であったし、円安になって状況で、東京は、186円高に寄り付いた。この急激に上昇して、300~400円を往来する相場で前場は、364円高で終えた。
後場寄りから再び買われて次第に上昇し、大引けは、558円の高値引けとなった。これで、ダウは三日の連騰となった。三日目の大幅高、引け高値はその後下がる事が多いので、喜んでも居られないが、大きいだけにやや安心感がある。
世界の金を集めた中国が日本の株を買うのは歓迎するが、この国はタダでは起きない国だから、企業に相当の防衛意識がないと、知識、技術、金を自由にされるところが増えるだろう。
ダウ 558.15 円 高 13,626.45
TOPIX 47.09 P 高 1,332.44
ダウとTOPIXを比較すると、ダウの方が18%ほど多く上がっている。今日一日は、機関投資家の大口売りは無く、ジリジリと買いが出たと言う動きである。個人は見送ったようだ。
サイコロは、ダウがマイナスが外れて、プラスが入り、6:6から、7:5となった。TOPIXも同様にマイナスが外れてプラスが入り、底に近い、4:8から、5:7になった。TOPIXは底入れの可能性を示している。
TOPIXが明日も上がるようだと、底の確立が増えるが、今日の上げが大きいので、上げるのは難しいかもしれない。ただ、先に書いたGDPの良さは、一週間後頃にも買いが出るので、大きな下げは無くなるように思える。
今日の大幅上げを見ても、底値波乱の動きである。まだ、上向きになったとは言い難いが、二月も半ばと成った。そろそろ、配当取りの動きが出るこrだろう。この動きが出れば、三月末まで上がる事になる。
業種のトップ銘柄でも、下げて利回りが良くなっている。特に再生紙の問題で騒がれた製紙が安値にある。そこで、製紙を一つ買っておいた。目先はともかく、長期なら面白いと思う。
製紙株は円高に弱い内需株であり、大きな相場をしなかった。そして、円高が進んでハイテクが下げるのにつられて下がり、最後に再生紙問題で大幅下げとなっている。面白い水準であると思う。
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