株式投資と邪馬台国女王、卑弥呼

"卑弥呼"と"株"。株は49年,古事記は30余年で、邪馬台国=北四国の独自見解です。

株式市況 -133円、後場下げ。円・ドル・元と経済

2008-01-30 16:34:31 | 株、市況、予測

  ダウとTOPIXで判る市場判断(560)

   世界経済と資金

 ダボスで米国の悲観的状況が話されたようだ。私のブログで早くから、米国経済の凋落と、現金化を進めるように書いてきた。そして、最悪を想定した最後の備えも、必要だとしてきた。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/economy/finance/119276/

 世界経済は米国頼みの経済であったが、米国はその力を失いつつある。そして、産油国と中国・インドに資金が集まっている。これらも書いてきたが、同じようなサンケイの記事が出ている。

 世界は新しい動きに入っている。この動きが、どのように落ち着くのか、どのような方向に進むのか、今年はスタートの年であろう。日本の経済が持ち直し、インド・中国の経済が伸びているから、アジアの時代になる可能性は高い。

 思えば、幕末の頃に、世界は欧州の植民地主義によって、世界は欧州と南・北アメリカ・アフリカ・アジアの植民地の地図になっていた。このアジアで、一人、日本だけが列強の仲間入りをして、植民地だったアジアの希望の星となった。

 第二次大戦後に、アジアの黄色人種も対等だという息吹きは、独立に向かった。しかし、経済的に独立して、欧州やアメリカと対等になることは無かった。ひとり、日本だけが、先頭を走って、またも、アジアの目標となった。

 そして、現在、インド・中国が世界の中に台頭してきた。この古代文明以来、経済的進歩が遅れていたアジアに、明かりが差している現在、これらの国が、世界的ルールーをも持って、本当の大人ないなれるのか?

 特に、今も体制では共産主義であり、覇権を競い、周辺国を植民地にしている中国は本当の大国になるには、驚くような、変化が必要であろう。今年は、今後の世界を占う重要な年になりそうだ。

 とにかく、現在の日本は輸出トップが、中国となっている。そろそろ、米国離れの思考をする必要があるのだが、マスコミや、証券界では、米国に傾注し過ぎる。危険な思考であり、投資報道は割り引いて考える必要があろう。

  株式市況

 ニューヨークは、96$も高かったが、東京は、21円高に寄り付いて、急激な押しとなり、9:30分頃には、-150円まで下がった。ここで米国機関投資家が売りを止めると、急激に戻して、10:30頃には、35円高となった。

 
米国の機関投資家は、サブプライムの損を抱え込んでいて、資金不足に陥っている。この資金を得るために日本の株を売っているのだろう。こうして、米国の機関投資家の持ち株が減少するのは、相場のために悪くは無い。

 前引けは、15円高で終わったが、後場寄りに売物が出て、安寄りして、そのままずるずると下げ続けて、14:30頃には、-207円まで売られた。ここで底を打って、やや戻したが、-133円で終わった。

 米国は日本と違って証券と銀行、損保などの枠が無い。随って、金融機関と言うことになるのだが、大手は何処も、サブプライムの損を抱えていることになる。この余波は日本のように直接でない国でも、大きな影響を受けることになろう。

    ダウ  133.83 円 安      13,345.03
   TOPIX  8.62 P 安        1,320.11

 ダウとTOPIXを比べると、TOPIXの方が五割ほど下げが少ない。米国の機関投資家が、先物で大きく売ったことを示している。米国が高いのに売ってくるのだから、相当に資金がきつい所に来ているのだろう。

 先に米国機関投資家の損益点は、12,000円程度だろうと書いておいたが、行き詰まると、損でも売ることになり、現在の水準は、儲けていることになる。この水準に来ると、米国の投資資金が米国に流れて、日本での影響力を減少させる。

 我が物顔だった投資は、力で動かせなくなるので、自然の相場になろう。自然の相場になると、これまで私が、「素人相場」と呼んで来た動きで無くなる。この面では、大いに楽しみである。

 日本に入っている資金は、殆どが、米国資金であり、影響が大き過ぎたので、石油資金や、インド・中国の資金も、相応に必要である。日本から中国に出すばかりでは、日本の国内が立ち枯れてしまう。

 サイコロは、ダウ・TOPIX共に、マイナスが外れるから、マイナスでも比率は変わらず、6:6のままだ。サイコロから言えば、明日か明後日に上げれば、サイコロは上に向かうことになる。目先ではこの可能性が高い。

 米国高も有った為か、今日の下げは、^133円であり、最近の動きから言えば小さな動きだった。しかも、戻り高値に近い方にあっての状況だから、まだ下げ余地がある位置になっている。この小さな下げだと、上に行く時がある。

 信用取引の損は、まだまだ続いている。先の急落時のように、強制切りが出ないと大幅安にはならないが、損だと買う気が失せるので、マイナス要因は続くことになる。下げと上げを見守る状況である。

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