株式投資と邪馬台国女王、卑弥呼

"卑弥呼"と"株"。株は49年,古事記は30余年で、邪馬台国=北四国の独自見解です。

「やさしい古事記講座2」(38)<国譲り3・4> 宇摩説の弓矢名称3 ハジ・ハジメ・ハジカミについて

2009-11-30 00:25:15 | 古代史・古事記講座(宇摩説)

  はじめに

 

 この講座では、ほとんど、「はじめに」から始まっている。このはじめにの語源は何か?これは、前回、一音毎の語義を書いたので、これを組み立てれば、凡その語源が判る。

 

 「はじめ(始め)」は、誰でも「物事の最初」と理解している。では、何故、これらの言葉が選ばれたのか?となると、現在の言語学者も答えられないだろう。

 

 宇摩説は古事記の解明に一音毎の語義を使って、史学や言語学者の解けて無い謎を幾つも解いて来た。今回は、この「はじめ」の語源も同時に解く事になる。

 

 

  古事記のハジ(天之波士弓)

 

 さて、先に金沢にある「ハジカミ神社」を紹介した。ここにも、ハジが付いている。此の神社の名称も同時に解く事になる。このハジは現在では、二つの意味になっている。

 

 一つは、「土師器」である。ハジは土の師と書いている。神話的に読むと、土はクニと読み、国々の意味である。だが、現在は土器の製作者になっている。

 

 ここで、土器の製作者と言う名称の土器は、おかしいと思うのだ。これだと、土師器より古い弥生土器は?縄文土器は?その後の土器でも、製作者の名で呼ぶ物は無いように思う。

 

 土師器は「国つ神(師)の土器」だった。とすれば、当てられた漢字が生きる事が判る。この解明が正しいかどうか、幾つかのハジの語義解明をすれば、明確になろう

 

 もう一つは、岩波古語辞典では、ハジ(櫖)はハゼの木。実から蝋を取る、上代では弓の材料にしたとある。古事記では、この解釈を継承している。

 

 この史学の出した二つの解明では、ハジメの語義・語源には無縁である。つまり、間違いの可能性が非常に高いと言える。私は国津神の土器が正しいと思う。

 

 

  宇摩説の「はじめ」の語源

 

 さて、はじめ(始め・初め)について、前回解いた、ハは端・葉等の意味だった。ジは「知る。知らす」の統治の意味。メは女と芽の意味がある。纏めると、「端・知り、知らす・女」になる。

 

 つまり、これは、「高天原から女神が降って来て、始まった」と言う故事を残すものであろう。つづいて、ハジカミは端・知る、知らす・神であり、先に解いた女がカミ(神)のまま残ったのだ。

 

 

  神武天皇東征の久米歌(はじかみ)

 

 古事記を何度か繰り返して読んだ人は「ハジカミ」の言葉が、神武天皇の久米歌にある事を思い出した人も居るだろう。久米歌には以下のようにある。

 

 ミツミツシ クメノコラガ 

  カキモトニ ウエシハジカミ(宇恵志波士加美)

   クチヒヒク(久知比比久) ワレハわすれし ウチテシヤマム

 

 史学は、「威勢のよい 久米の人々の垣下(かきもと)に飢えた山椒、口がひりひりして うらみをわすれかねる。やっつけてしまうぞ」(角川現代語訳)とある。

 

 これらの詳細は、神武天皇の解明時に譲るとして、この歌は神武天皇軍に居た久米の部隊が、近畿を攻めた時の歌である。歌の前後は威勢が好い。

 

 だが、中間、ハジカミの前後は意味不明、前後に違和感がある事は明確だ。つまり、解釈が間違っていると言える。史学はハジカミを、「山椒、ショウガと見る説もある」(岩波)と解説する。

 

 金沢の「ハジカミ神社」は、生姜の神社とされている。だが、生姜で大きな神社を作るだろうか?本当は、「端・知る、知らす・神」の神社が作られたと見る方が自然ではないか。

 

 

  ハジカミが生姜になった理由

 

 そして、「二つの太陽」の時代に、高天原の全国組織が朝廷によって消された時に、朝廷の意向に沿って、生姜の神に代えたのではないか?と私は思っている。

 

 こうしないと、時の権力者によって壊され、生き残れない状況では、仕方のない選択であろう。人々の高天原に寄せる感謝の祭が出来ないでは、反乱も起きよう。

 

 また、当時の人は、宇摩説が先に解いた「ハジカミ」の意味を全員が知っていたから、当地に来たハジ神を祀る事が出来れば、と、表向きの話で譲歩したものであろう。

 

 宇摩説では、ハジカミ神社は、実は此の神が金沢に高天原から天降った神を祀る神社だと解明する。そして、本当は各地に似た神社があったが、消えてしまった物だと思う。

 

 

 以上の様に、ハジ・ハジメ・ハジカミは、「端を知り知らす神」が元に在り、此の神で始まった、とすれば、全てが整合する。そして、史学解明は間違い、または、朝廷意向に沿った解釈とする。

 

 さて、初めての解明には説明が多く必要なので、天之麻迦古弓・天之波波矢などに、なかなか進まない。今日も、届かない内に時間が来た。弓矢名称は次回にしよう。

 

 

 

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