株式投資と邪馬台国女王、卑弥呼

"卑弥呼"と"株"。株は49年,古事記は30余年で、邪馬台国=北四国の独自見解です。

円高と株安の月曜相場、円高は中国資金の流入か? 

2008-03-02 19:38:33 | 株、市況、予測

   3/3,月曜の予想

 円高が急激に進んでいる。しかも、ニューヨークは大幅下げになっている。この状況では、月曜日の寄り付き売りは、大幅安であろう。一気に、13,000円近い所に来そうである。

 最近の動きとしては、前場に下げすぎると、後場に戻す動きが多い。明日の寄りは間違いなく下げるだろう。ただ、ここで、思い切った買いを入れる人が、どの程度いるかによって、後場の動きが変わる。

 前場の下げが思ったほど下げないと、後場に売ってきて、終始下げ続ける一日になるか、後場に戻すかになろうが、後のためには、下げ続けて大引け安の方が良いだろう。

  世界資金の予想

 さて、中国資金が円を買っているようで、先に書いた米中の密約に関係する推理に向かっているように見える。先に円を買っておいて、円高で下げた後に、株を買おうという作戦であろう。その一端が、円高の動きによって、表れだしている。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/economy/126652/

 この読みは、簡単だ。米国はサブプライムで資金ショートを起こす状況にある。中国は資金がダブってきている。しかし、中国は米国のドルばかりの外貨準備を余り増やしたくは無い。

 米国への資金流入が余り増えないと、米国経済が変調をきたし兼ねないから、資金を回収して補っておきたい。この要求に添えるのは、軍備で脅しが効いた日本への投資資金である。この回収をしておくと言う事になろう。

 一方、中国は余りにドル資産ばかりにしたくはない。為替の安定を狙うなら、分散しておく事になろうが、石油関係への投資はほぼ完了している。残るのは事業投資である。そして、技術力の高いのは米国が買っていた日本企業である。

 こう見ると、中国の日本投資は、現在の世界資金の必然的な動きといえるであろう。日本市場にとっては、招かざる客だが、世界の資金移動が普通に起これば、この方向に流れるだろう。

 こうなって見れば、私の個人的想像だが、左翼知識の高級官僚、経産省の北畑事務次官が、「投資家は馬鹿だ」と言ったのも、株価を安くして、中国への奉仕を目論んだ可能性すら出てこよう。

 モット言えば、中国資金が迂回した発言かもしれない。政治家だけでなく、官僚にも動いている事は、防衛省の暴露報道が多発する現状で察するに余りあろう。軍備は中国として、一番厄介だから、暴露によって弱めようと言う事であろう。

 ただ、中国が日本株を大量に買う動きにあるとすれば、この場合は、北畑事務次官の「議決権なしの株」は、最後に僅かに残った日本人としての、小さな最後の良心だったかもしれない。

 とにかく、今後数年に予想される事に対して、その対策を取るのが、国の責任であろう。少なくとも、大安売りで中国に渡すような事だけは避けてもらいたい。戦後の60年で、日本が金と時間を掛けて作り上げた知識や技術の流出なのだから。

 この日本の危機は、日本企業が中国に持ち込んだ金と技術によって起こっているのだ。こうなれば正確な資金の流れを掌握して、今後を予想、対応する事が日本の将来のとってとても大事である。

 幾らか希望的観測を書けば、中国は日本を信用できると,わずかに思い始めた可能性がある。だが、これも、日本が利用できる位置に在っての話である。食い尽くされていると、属国(奴隷国)の立場しか残らない。

 今の日本の経営者の多くも、大学で左翼思想を習っている。実社会で矯正されていても、おかしな部分に残っている。日本に戻ったキャノンの行動は、辛うじて、日本を日本のままに置ける選択である。見習いたい物だ。

 中国に猫も杓子も進出して、国内を空にし、中国に力を与えた背景に、経営者は気付いてないが、この学生時代の左翼思想があるのだ。日本は全体的、世界的に、冷静な判断と分析、及び、対応策がないと滅亡する。

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