ダウとTOPIXで判る市場判断(599)
貿易収支好調(中国食品、-38%)
2月の貿易収支は、黒字だった。石油関係が大幅高に成っている現状を考えると、日本は、これをこなして、順調な経済が浮き彫りになったと見てよいだろう。記事では、予想より悪いというあるが、何時の予想より悪いのだろう?
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/132788/
中国からの食料品は、-28%で、穀類は、-38%と大幅である。今はチベット問題で、毒餃子は報道されないが、これで、人々が忘れて幕引きになるのか、まだまだ、続くのか?見守りたいところである。
チベットはまだ続いている。私は、時事が得意ではない。良いグログが多くあるので、そちらを見ることをお勧めする。私は、大きな変化が無い限り、古代史と株に戻る。
株式市況と予想
ニューヨークが、-16$で、やや円高の状況で始まった東京市場は、-96円で始まり、直ぐに、-43円まで戻したが、その後は売られ続けて、前引けは、-112円で終わった。
後場は、小動きで始まり、13:00まで買われたが、その後は下げ始めて、14:30分過ぎに、今日の安値、-154円まで下がった。その後の30分で急激に戻して、前場の高値を抜き、-38円で終わった。
強い動きだと、私は思う。昨日言ったように、今日は配当、権利落ちで、80円程度下がっている。それなのに、-38円と少ない下げなので、実質的には、上げている事になる。頼もしい動きである。
ダウ -38.59 円 安 12,706.63
TOPIX -5.43 P 安 1,237.55
ダウとTOPIXを比較すると、ダウの方が四割ほど下げが小さい。だが、戻りのチャートを見ると、機関投資家の買いで上ったとは見えない。機関投資家としても、小口の買いが、アチコチから出た打診買いの動きである。
現在の動きは、今後の主力株が不明で、あれこれ買ってみるという動きのように見える。こんな時は、自分で決めた業種の動きを見ながら、夢を託して、目先の下げに、勇気を出して買いたいものだ。
サイコロは、ダウ・TOPIX共に、マイナスが外れてマイナスが入ったので、比率に変化は無い。ダウが、6:6で、TOPIXは、7:5のままだ。TOPIXの比率は、買いが多いのに、6:6に戻らないのは、強いと見て良いだろう。
個々の所、私の記事は、強気の内容が多い。そして、相場は結構強い。昨日言ったように、13,100円程度までは、数日中に上るのではないかと思っている。今日の貿易収支の黒字は、今週末から来週にかけて、外人の買いを呼びそうだ。
旨くタイミングが合えば、13,100円を一気に抜いてくれる可能性がある。外人は日本株を売って、その後の円高で、株で儲けて、為替で損をしている。良い勉強になったものと思う。
私の推薦は、円高メリットの、1、食品・製紙・化学・石油・ガス電力などと、大幅無い下げている、2、建設・金融など、為替が余り影響しない、3、化学・鉄鋼・商社などだが、1,2を主体にする予定である。