おはようございます。4月12日土曜日です。広島は晴れ、最近は、穏やかな日が続くようになりました。黄金山麓の桜のトンネルもこの週末で終わりを迎えそうです。ソメイヨシノの花も多くは地面に落ちてくるようになっています。桜が咲くまでは、いつ開花するか、何時満開になるか、などと気をもむことになりましたが、満開を過ぎて、散り始めると、花への関心は、次のツツジなどへ移っていきます。ツツジの名所としては、音戸の瀬戸があります。音戸の瀬戸には、新旧の音戸大橋があり、ツツジの花が咲く揃うのは、旧音戸大橋のほう。ここには少し駐車場もありますので、ゆっくりとツツジを鑑賞できます。GW前に満開の時期になるようですから、20日過ぎ頃からツツジの開花状況をチェックしながら、ドライブする日を決めようかと思っています。
しかし、一番身近なところでは、散歩でいつも行く公園のツツジになります。当地も暖かい場所ですが、音戸の瀬戸のほうが当地よりも温暖な地域と思われ、ツツジの開花・満開は音戸の瀬戸のほうが早いかもしれません。
さて、今週の言い訳です。
最近のドル円相場は、株式市場同様に大変ボラの大きいものになっています。今週の動きは、上限は148.148円付近、下限は、142.060円付近となり、上下値幅は、6.16円となっています。これくらい値幅があると、相場は一旦値を戻す動きになりやすく、来週は反発傾向になってくるかもしれません。相場の方向は、1月10日高値の158.875円から下げ傾向になっていますので、反発するとしても戻りは限定的なものになる恐れはありそうです。
相場環境としては、相変わらずトランプ関税の嵐が吹きまくっていますから、相場にとってプラス、あるいは、マイナスの発言が出てきて、その度に、相場は大きく動きます。
相場の大きな流れはまだ下降トレンドの中にあると思われます。
これまで留意事項として、週足や月足の時間軸の長い足でチェックしていたチャネルライン下辺(143.673円付近、2023年1月安値と2024年9月安値を結ぶ右肩上がりのもの)を昨日下抜きました。この下辺付近に、日足の800SMA(143.758円)も通過中で、強い下値支持になるかと思っていましたが、押し下げパワーには抗えなかったようです。
現下の相場の行先目標は、2024年9月16日安値の139.576円になっていると思われます。多分、勢いづいて下押しし、138.5円付近までの押しが出てくるかもしれず、注意は必要と思われます。2024年9月30日安値141.642円も当座の目標になりやすいと思われますが、ここは140.0円への一里塚になる可能性が強いと思われます。
週足の200SMAが現在、137.654円付近を右肩上がりで通過中です。このMAをめがけて押してくることも想定の一つに考えていたほうが良いと思われます。
この付近まで押してくると、下押しの目標達成感も出てくるかもしれませんが、相場には、「いやいや押しはこんなものでは収まらず、136.5円付近までの押しが出てくるくもしれない。トランプ関税の一部は、90日間一時停止となっているが、まだ、悪材料が出てくる恐れはあり、トランプさんの胸先三寸で世界の市場関係者は振り回されるかもしれない。」などと考えている機関投資家も存在するようです。
これらを整理すると、上から、141.642円、140.00円、139.758円、週足200SMAの137.654円などがこれからの目標になってくると思われます。
相場の波動テクニカルからは、138.52円付近や、136.5円付近というものも出てきます。
これらも併せて書いておくと、
上から、141.642円、140.00円、139.758円、138.52円付近、137.654円、そして、136.5円付近などがこれから意識されるドル円相場のレベルになってくるのではないかと思われます
ドル売り円買い傾向になることは、トランプさんの願っていることになります。最近、米国債の売却が続出しているようで、特に超長期債も含めて、利回りが上昇しています。米国債10年物は、4.494%、30年物は、4.879%と上昇傾向になっています。
これはトランプさんの意に反する傾向になっているようで、さらに、政府財政の圧迫・債務の増加となります。利回り上昇は本来ならドル買いとなるものと思われますが、トランプ関税の実施で、各国は米国債売却、そして米国離れによる米国からの資金流出も起き、ドルは売られる傾向になっています。
株価は大きく下落し、最近、リーマンショックと同様の金融資産が失われた、などという方もあります。こんな時、何かのCDSの価格が上昇しているかもしれません。
かつて、サブプライムローンという組み立て債があり、「これはおかしい、成り立つはずがない」と考えたある人物が、サブプライムローンを対象にしたCDSを買いたいと申し出たら、売り手は、まだこのサブプライムローンの異常に気づいておらず、非常に割安な額で売ってくれたといいます。結局、数年後、サブプライムローンはご存じのとおり、破綻しましたから、このCDSを購入していた人物は巨万の富を受け取ったといいます。今では伝説の人物になっています。
このような状況が、この経済情勢の中で、起きているかもしれません。しかし、今のところ話題にはなっていません。債券で無価値になりつつあるものはどのようなものがあるでしょうか。ディリバティブの世界は広い、何か起きているかもしれません。
景気悪化は、銀行にも影響し始めているようです。銀行は、顧客の流動性ニーズに応えるための現金を確保するため、保有米国債を売却せざるを得なくなっています。同時に銀行は、債券相場が上昇した場合に備えて、銀行は金利が下がると利益が出るスワップを購入している、といいます。この辺がCDS取引に似たものになっています。
市場では、今、トランププットとか、パウエルプットという言葉が飛び交うようになっています。現下の株価下落状況を踏まえ、景気後退を招かないように、景気浮揚策など、株価が上昇してくる政策を何か打ってくるのではないかという期待です。いまのところは表面化していません。
パウエル議長も、現下の株価動向や、長期債の利回り上昇傾向などを考えれば、あるべき姿としての利回り低下傾向への一手を打ちたいと考えているかもしれませんが、それは急がないと思われ、今の状況では実施困難と思われます。
こうなると、相場の自然な動きに任せることしかできないと思われます。
このような状況下で、ドル円相場としては、前述のように下降トレンド状況にあると思われますが、今週、ドル円は大きめに下落していますから、リバウンド(ドル買戻し)が起きても不思議はないと思われます。
この戻りを考えると、半値戻しとなる146.624円付近や、最近の強い下落を考慮すると、上値が重いことから、38.2%戻しとなる145.525円付近までかもしれません。半値戻し付近には、3月11日安値の146.538円があり、戻しの限度付近かもしれません。いえいえ、144.00円、もしくは144.50円付近までかもしれません。いろいろな見解が流れる昨今です。
昨日金曜日に、ミシガン大学消費者信頼感指数が出ています。結果は予想を大きく下回るものとなり、期待インフレ率は上昇。昨夜、この結果が出ても、相場的には、あまり目立つ動きはなかったように思われます。この指標結果が出るまでに、相場としては織り込み済みになっていたかもしれません。
そして、インフレ期待急伸で、米国債価格が下がる中で、実質的な安全資産は現金ということになり、ドル買戻しが生じるようになっています。
消費者は、これから景気は悪くなり、物価は上昇し、自分が影響を受けるとの不安を抱いているようです。支出に対してより慎重になる可能性がありそうです。この結果が来週月曜日以降の相場へどのような影響を出してくるかチェック。
米国時間の金曜日の夜、株式や債券の取引を終えた後、トランプさんは、移動中のエアフォース1で、関税の基本税率10%について一部例外を認める可能性がある、旨の発言をしています。これもさらに不透明感を強める材料として意識され、相場を下げる材料とされるのか、それとも、歓迎すべきことと考える場合、相場は反発上昇する材料となってくるかもしれません。トランプ発言が日替わりで出てきます。これも、大統領支持層である金融界、石油業界、自動車業界や小売業界などから強烈な関税批判が出て、初期の関税の考え方を徐々に変更しつつあるのかもしれません。これがもとにあり、自ら変更するということではなく、相手国から協議要請があるため、として、自身のメンツを保ちながら、関税の一時停止や適用除外などの発言をしてきているようになっているように思われます。スマホやノートパソコン、メモリーカードなど電子機器については、関税の対象外にする発言もしています。揺れ動くトランプさんです。
マスターズゴルフが今年も始まりました。一流プレイヤーの技を鑑賞したいと思っています。
今週も訪問いただきありがとうございました。良い週末をお過ごしください。合掌
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