スイフトよお前もか？

ついに新型スイフト（日本版）が登場した。

外観はキープコンセプト、意地の悪い輩は、間違い探しレベルの変化、とまで言うが、どうしてどうして、スイフトユーザーには確実に分かる変身ぶり。まさに洗練という言葉がピッタリだ。ただし旧型のコロンとした可愛さも捨てがたい。


中身も他のスズキ車ならいざ知らず（失礼）、あのスイフトの新型である。悪くなろうはずが無い。きっと前車の良い所をブラッシュアップしてきていることだろう。

このあと発表されるであろうスポーツも興味が惹かれるところだ。噂ではエンジンは今の1.6L、NAエンジンの改良版と聞く。VWとの提携によるTSI化とDSG化には少々時間不足だったかな？

本題に入ろう。今回のモデルチェンジで残念だったことを２～３点、この2枚の写真、同じスイフトのリヤラゲッジ部分だが、上は日本仕様、下は欧州仕様だ。欧州仕様にはリヤにも3名分のピローとシートベルトが付いている。日本もこのままで良かったんじゃないの？

もう一つ、普通のスイフトにもESPが装備されたのは良いが、最上級グレードのみで、他グレードにはオプションすらない。

この手の安全装備は全グレードに普及させてこそ意味がある。と評論家筋が再三おっしゃっているのに、スイフトよお前もか？

これは技術力の違いではなく、思想の違いである。クルマに興味の無い人たちが安心して乗れるよう多少は価格が上がっても、ESPとか真ん中の枕ははじめからつけるべきであるというのが評論家筋の意見だ。かつてABSがそうだったように・・・


もう一つ、この時期にコンパクトカー出すなら、アイドリングストップは必携だと思うのだが・・・


まあ、ここに挙げたのはわずかなネガで、おそらくとてもよく出来たクルマであろうことは間違いない。試乗が楽しみである！