通信制の学校でありながら、
歴史教育、道徳教育を通して日本人の誇りを植え付け、
問題行動を起こす生徒たちを更生させていった
熊本県の勇志国際行動学校の野田将晴校長。
┌───今日の注目の人───────────────────────┐
歴史教育で生徒たちを変えていった
野田将晴氏の名言
『致知』2012年8月号
特集「知命と立命」より
└─────────────────────────────────┘
●日本人としての誇りを取り戻すことさえできたら、
人間としての誇りも自分に対する自信も取り戻せる。
そこから夢や希望が湧いてくる。
人を愛することもできるようになる。
この7年間で私はそれを確信しました。
●教育は国家百年の大計であるといわれます。
若者の姿を見れば日本の将来が見えてくるという意味で、
私は校長に就任して極めて深刻な危機感を
持たざるを得ませんでした。
私が感じた現代高校生のイメージは「幼い」の一語でしたね。
いい替えれば極端に自己中心的なんです。
これこそまさに戦後の人権教育のツケだという思いを強くしました。
●私は教育に携わってまだ8年目ですが、
いろいろな世界が広がってきました。
その中で一つ確信を得たのは、
教育の本質とは祖国の尊い歴史と文化を
次世代に語り継ぐ営みだということでした。
生徒と教師が祖国への誇りを取り戻せば、
いまマスコミを騒がせる問題の多くは
解決できるのではないでしょうか。
●教育者は、先ず自らを常に鍛錬する姿勢が求められるし、
その姿勢があって始めて生徒に対して指導する資格がある。
生徒に志を持てと指導する以上、
教師自らが高い志を持っていなければならない。
使い古された言葉ですが「教師は聖職者」です。
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