・・・・・・時々は、村同士の深刻な争いがあったかもしれない。---
それは、水の供給や土地の境界線の問題など、農民の間の争いであった。
しかし、同じ共同体の人同士の争いは許されることはなかった。
村のみんなは内部の平穏を乱すことを嫌った。
このような状態は今でも存在する地方がある。
人々は戦いを口にせず、争いなく生活するすべを知っている。
一般に日本人が戦うのは、誰の助けも借りずに自分ひとりの命をかけ
敵(かたき)討ちに行くときだけである。
・・・・・・
(生ける神 ラフカディオ・ハーン著 崎山美佐子訳 )
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます