春日公園前の補聴器屋さん(春日市、大野城市、太宰府市、那珂川町中心)『かすが補聴器専門店』のブログへようこそ。
今日は晴れ渡ったいい天気になりました。
心配された春の嵐の影響もなくよかったです。
今週は、息子の幼稚園入園式があるため11日の木曜日はお休みです。
幼稚園でお友達がたくさんできるといいなと思います。
さて今日は、『OTICON(オーティコン)』について取り上げます。
残念ながら、かすが補聴器専門店ではオーティコンの取り扱いがありませんが、私がメーカー時代、いろんな補聴器屋さんでオーティコンの営業さんと交流がありました。
オーティコンは、デンマークの補聴器メーカーで、ウィリアム・デマント・ホールディング社の傘下の企業です。
創業者のハウス・デマントが難聴の奥さんのためにイギリスから補聴器を持ち帰り、その補聴器の素晴らしさを広めようと補聴器の輸入会社を1904年に立ち上げたのが始まりです。
企業理念に「People First(ピープル・ファースト)」を掲げ、「聞こえに悩む人々を第一に考える」精神は現在でも受け継がれています。
ピンクリボン活動(乳がんの早期発見・早期診断・早期治療の重要性を広げる活動)を支援されており、補聴器にピンクカラーを採用したりして補聴器の啓蒙活動も並行しているのは画期的ですね。
昔は、「オーティコンショップ」と言われる一部の補聴器専門店でしか取扱いがなかったのですが、補聴器がデジタル化して以降、積極的にメガネ兼業店さんでも営業拡大されたので、最近ではメジャーな補聴器メーカーとなりつつあります。
さて、補聴器はというと・・・
アナログ時代は、「マルチフォーカス」という名機があり、とても評判の良い補聴器でしたが、デジタル補聴器になってしばらくの間、低迷が続きます。
「Adapto(アダプト)」という製品で注目され、これは、補聴器を装用した際の耳閉感に最初に特化した補聴器でした。
その後、人工知能を搭載した補聴器「Syncro(シンクロ)」シリーズがヒットし、たくさんの補聴器販売店で、「人工知能補聴器」が宣伝文句に使われたのを覚えている方も多いでしょう。
もっとも画期的だったのは、現在の主流の補聴器となりつつあるRICタイプの補聴器を最初に出したことです。
「Delta(デルタ)」という補聴器は、その後の補聴器業界を一変したと言ってもいいかもしれません。
ビッグ6の中でも開発力の面では、シーメンス、フォナックと肩を並べるメーカーと言えるでしょう。
※補聴器の「両耳間通信機能」の技術を持っているのもこの3メーカーのみです。
個人的には、メーカー時代お世話になった営業本部長が、「おてこん」と訛っていたのが、とても印象的でした。(笑)
本日は以上です。
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