春日公園前の補聴器屋さん(春日市、大野城市、太宰府市、那珂川町中心)『かすが補聴器専門店』のブログへようこそ。
昨日は福岡地区に春一番が来ました。今日は若干寒いですが、春はそこまで来ています。
今日は、補聴器の修理について取り上げていきます。
通常、補聴器を購入すると、家電製品と同じように「保証期間」があります。
デジタル補聴器が主流になって、各メーカさんは基本的に2年間の保証期間を設けておられます。
機種によっては、1年保証や3年保証の機械もあります。
保証内容は、「自然故障(普通に使っていて、音が出なくなったりの不具合)」に限定されていますので、「水没」や「破損」は含まれません。
補聴器をお受け取りになる際、保証書の控えを販売店さんで保管されているので、もし紛失されても購入した販売店さんで修理に出されれば大丈夫です。
ただし、購入した販売店さん以外で修理に出されると、保証書を持っていなければ、たとえ保証期間内でも「有料」になってしまうことがあるので注意しましょう。
修理内容で最も多いものが、レシーバー(音を出す部分の機械)とマイク(音を拾う部分の機械)の感度低下による故障です。
原因は、いくつかありますが、ほとんどが「耳垢詰まり」や「湿気による劣化」などです。
修理費用としては、15,000円~30,000円くらいでしょう。
なかなか故障する頻度は少ないのですが、「アンプ(補聴器の心臓部分、増幅器)」が故障すると大きな修理となります。
デジタル補聴器のアンプは非常に高額なので、ここが故障して修理交換すると、40,000円~100,000円くらいの費用が掛かってしまいます。
湿気以外で注意していただきたいのが、静電気です。
補聴器内部には絶縁処理を施していますが、静電気には注意を払った方がよいでしょう。
また、病院や人間ドックなどでCTスキャンやMRI(磁気共鳴画像装置)での検査の場合は、必ず補聴器をはずしましょう。
検査技師の先生は、患者さんの補聴器に気付かないことがあります。
磁気共鳴で補聴器のアンプを破損させてしまいますので注意してください。
補聴器の修理は、半永久的にできるわけではありません。
メーカーさんのカタログから掲載されなくなった機械は、5~6年くらいで修理ができなくなってしまいます。
定期的に補聴器屋さんにメンテナンスに行かれていると、お持ちの機械がどのくらいまで使うことができるかも教えていただけると思います。
補聴器屋さんでは、修理期間が終わる3か月前にはメーカーさんから情報が入ってくるので、終了前に一度オーバーホールに出されれば、もう数年補聴器の寿命が延びるでしょう。
本日は以上です。
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