二皿目 『グルメ』
街にはグルメという言葉が氾濫しています。
街を歩いても、本・雑誌を見ても。ネットの世界でも見ない日がないくらい、グルメという単語は浸透しています。
そもそも『グルメ』って何でしょうか。
『グルメ』が気になります。
まずは何語なんでしょうか?調べるとフランス語のようです
(言葉の響きから薄々気付いてはいましたが・・)
日本ではバブル景気の頃から言葉の使用頻度が高くなっていて,
このころ一般的になった言葉のようです。
辞書を引いてみるとグルメはフランス語の『gourmet』からの外来語。古く、グルメは『ワイン商人の召使い』『ワイン鑑定士の召使い』の意味で用いられた語で、「ワインに精通した人」の意味から「食通」の意味を持つようになったと考えられる。現代フランス語の『グルメ』には食通の他に酒の鑑定士といった意味があるのもこの語源によるもの。 と、いうことみたいです。
ただ、その『gourmet』の語源は「少年」「下僕」を意味する中世英語「grom」に由来すると、なっておりグルメの本質的語源はフランス人が(美味しい食べ物が無いと馬鹿にしている)『イギリス』発祥の言葉みたいですね。
なんとも皮肉ですね。
先に食通の他に酒の鑑定士といった意味もあると書きましたが、これは原語において食通のような「食の情報をも重視する人」としてワイン等の関連情報に詳しい人もグルメと表現する為で、純粋に食の享楽を追及する人=美食家としてはGourmand(グルマン)と表現するほうがより正確のようです。 ここまででわかったようにグルメとは『人』や『行動』を表す言葉の為、料理そのものをグルメとは本来言わないんですね。
結論 『グルメとは(料理を)賞味する行為を指してグルメという』
補足 英語では美食の事を単にRich food(リッチフード)と表現します。
やはりフランス語の方が良いみたい(笑)
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すごいですね!
普段普通に言ってる『グルメ』にそんな意味があったなんて、知らなかったです
やっぱり、奥が深~い!!
じゃあ、『グルメな人』っていう言い方はあってる?
あなたが「食の情報をも重視する」のであれば、
グルメな人っていう表現は正しいと思います。
わたしはただ美味しいものを食べたーい!と
いう人であればグルマンの方が正しい表現ですね!