19期生の廣瀬達也です。
年末は「日本の節目は結局年度末だから」と言い聞かせながら突き進み、年度末は「やはり年度明けないと落ち着かない」とさらに進む。。。そんな年度末ですが、やはり節目でもある季節。通常な年だとまさに「卒業シーズン」です。今回は節目を意識するために「卒業」に浸ってみたいと思います。
世の中にいろいろ「卒業」はありますが、メジャーなのはやはり「学校の卒業」。
私自身を振り返ると、一番大きな環境変化を伴った卒業は大学卒業でした。
東京のアパートを引き払い、三重県鈴鹿市にある研修所に入る。転居を伴っただけでなく(結局2カ月間の研修後は結局東京に戻ってきました)「もう学生でなくなる」というのはやはり心理的な卒業感が高かったです。それまでの卒業は「次の学校へ行く」という順繰りイメージだったのですが、大学卒業時は自分を含む同期たちがそれぞれの目標とする仕事、そして場所に散っていく。という感じが強かった。まさに「集まり散じて人は変われど、仰ぐは同じき理想の光。。。」の世界です。
次に印象的な卒業は小学校のときでした。
小学校の卒業式では2つの強い思い出があります。1つ目は1年生のとき。
私はなぜか1年生代表として卒業式に参加し、卒業生を送る挨拶をしました。いわゆる「送辞」です。(当時私の小学校では4年生以上は全員参加、1~3年は学年代表だけ参加という形でした)
「6年生のおにいさん、おねえさん。僕たち1年生は学校内で一番お世話になりました・・・・」この送辞の最初のフレーズは今でも覚えています。
2つ目は4年生のとき。
このとき初めて「仰げば尊し」なる曲を練習しました。今では卒業式で「仰げば尊し」を唄わないことが少なくないようですが、バッチリ昭和だった私の小学校時代では定番です。
1番を卒業する6年生が唄う。2番を送り出す在校生が唄う。3番を全員で唄う。
在校生として参加しながら、初めて体験するこの構成に猛烈に感動したのです。
「これは自分が卒業生になって唄ったらきっと泣く。。」
と、思ったような記憶があります。しかし、実際の6年生のときの卒業式の記憶はあまりありません。4年生での感動は、初めて「仰げば尊し」という名曲に触れたこと、そして、そのときの卒業生、在校生という役割が分けられた「立て付け」にまんまとハマったことが要因だと思います。
「仰げば尊し」は名曲過ぎますが、いわゆる「卒業ソング」ってありますよね。
世代ごとにかなり違いそうですが、ちょっと調べてみました。とあるサイトによると2020年3月現在で以下のような感じです。
■10代
『サヨナラの意味』乃木坂46
『青春フォトグラフ』Little Glee Monster
(むぅぅ、知らない曲たちです)
■20代
『YELL』いきものがかり
『旅立ちの日に』合唱曲
(『旅立ちの日に』は今や定番曲らしいですね)
■30代
『桜』コブクロ
『さくら』ケツメイシ
『3月9日』レミオロメン
(この辺からは結構分かってきます。「3月9日」って、もともとメンバー友人の結婚式のために作られた曲なのでは?と思ったのですが、PVは確かに結婚式だけでなく卒業要素も濃いですね)
■40代
『My Graduation』SPEED
『遠く遠く』槇原敬之
(なるほど。そう来るか。な感じ)
■50代
『卒業』斉藤由貴
『卒業』尾崎豊
来ました。私の世代。
急にタイトルが直球です…。
尾崎豊は同世代なのですが、私は「窓ガラス割るなら学校に来なくていいんじゃないか。高校は義務教育じゃないし」と思ってしまっている派だったので、この曲をシミジミと聞けるようになったのは大人になってからでした。
唄的には同じ「卒業」でも沢田聖子の「卒業」が好みです。
世代を広げると、ユーミンの「卒業写真」、松田聖子の「制服」、ハイファイセットの「Good-bye school days」など、卒業ソングは名曲揃い。
私自身がこの時期聴きたくなるのは、「ふきのとう」の「やさしさととして思い出として」。
最近もまた聴いています。