22期の常木です。今年5月の講義の際に、「稼プロ卒業したら、何をやりたいか」をグループで話し合う事がありました。いくつかのやりたいことを挙げるなかで、なぜか「英検1級に合格する!」と口走っていたのです。そもそもなんで、TOEICやTOEFLではなく英検1級なのか。TOEFLは留学する際の必要に迫られて、TOEICは会社の人事に迫られて、スコアも出してそれぞれやり切った感はあるのに、英検だけやり残した感じがしていたからです。あまり理由にもなっていませんが、まぁそんなところです。
そもそも、大学3年の時に就活に備えて準1級を受けたものの、1点差で落ちた時から英検へのイメージは最悪でした。忘れもしないリスニング最終問題の一番重要なところで左横に座っていた人が派手にくしゃみをして、答えに直接繋がる単語を聞き取れなかったという不運がありました。本当にあれだけ絶妙なくしゃみは、後にも先にも聞いた事がありません。あれから30年以上経って、子供たちが受験のために英検を受け始め(最近は準1級や2級を持っていると、高校や大学受験の選択肢が広がったりします)、自分が今受けたら結果は付いてくるのか、と数年前に準1級を受験しました。30年来のトラウマを振り払う意味もあってです。結果は「余裕」で合格。結果表には点数的には「1級レベル」とまでも記載されています。ただ、毎日のように英語の電子メールをやり取りし、オンライン会議をしていたら、それはそうなるよね、という程度の感想しか持てませんでした。
という訳で、稼プロ最終講義で宣言もしてしまったし、1級に向けて勉強することにしました。試験に申し込んで受験料を払ってやっとギアが入るというのは、マラソン大会に申し込まないと練習を開始しないのと全く一緒なのですが、申込開始の8月1日からなんとか受験態勢に入りました。開始してみて段々分かってきた恐ろしい事実、「覚えないといけない単語と熟語は、ざっと1,000個くらい。」はい、そうなのです。1級用の「出る順パス単」には2,400個の単熟語が掲載されていて、今までに少しでもお目にかかったことのある単語は半分強くらい。残った1,000語は使ったことはおろか、きっと初対面だなという単語だったのです。
もちろん、単語だけのテストではないので、難解な用語がてんこ盛りの専門的な文章を読ませるリーディング、社会問題や国際問題などがお題として与えられ30分強で200語以上書く小論文、イギリス訛りも交じっての長めのリスニング問題、と対策することはたくさんあります。ただ、単語を知らないと全てに対処できないので、まずは単語覚えに時間を使うことになります。「嫌なことは、寝て忘れてしまおう!」と言いますが、単語は朝になったら見事に忘れています。人は寝ている間に記憶を整理する、などと言っている人もいますが嘘です。何を覚えようとしていたかも、きれいさっぱり忘れてしまう日々が何日も続きました。それが私の8月でした。
9月に入ってからは、実践を混ぜないといけないと思い、練習問題や過去問で体を慣らしていますが、単語で突っかかると理解するスピードに影響して時間通りに終わらないな、と悩む日々が続いていました。ひと月かけて「出る順パス単」も2周目を終了し、試験の時間配分にも体を慣らしてきてはいるので絶望的な状況ではないにせよ、今回はボーダーラインにいるような気がしています。合否は当日の体調と集中力次第といったところでしょうか。あとは7科目に及んだ某1次試験のように、四択の女神が当日限定で降りてくることを祈るのみです。試験日は10月8日(日)なので1週間切っています。ブログ書いている場合ではない。
そして運よく1次試験をパスしても、11月後半には面接(スピーキング)の2次試験が控えています。そこでは5つのトピックが与えられて、その中から1つを選び、少し考えたのちに2分間スピーチをします。その後、質問がいくつか来るという流れです。トピックの一例を紹介します。
Are people today becoming less tolerant of different beliefs and cultures?
(最近の人々は異なる信条や文化に対して許容力が低下しているか)
マジでやめてほしいです、こういうの。こういった質問に対して即座にYesかNoの立場を決めて、スピーチをすることになります。なぜその立場を取るのかの理由は3つほど必要でしょう。悪夢という言葉しか浮かびませんが。
ただ、1次試験の小論文にも当てはまりますが、広く様々な社会問題・国際問題を勉強し英語で表現するトレーニングなので、合格に向けて試験勉強をすること自体が非常に有意義に思えます。英検1級に合格した後も、この勉強を長年続けて何度も受験する人がいると聞きますが、その気持ちと理由が非常によくわかります。知識が増え、話題が豊かになり、時事問題への関心も高まり、それについて自分は肯定派か否定派か多面的に考えた見解を持つためのトレーニング。その結果として外国人と教養溢れるコミュニケーションが図れるようになるのであれば、それが英検1級受験の本当の意味というものです。たとえ試験の合否はどうあれ、最高じゃないですか!(でも合格したい・・・。)
確かに私の周りでも、英検1級を持つ方は、必要あるなしに関わらず、歳をとっても、英語で様々意見交換することを楽しんでいます。勉強した先の未来を最高と言えたら、走り続けられますね!
私もある資格試験を10/7に受ける予定です。お互い頑張りましょう!(といっても難易度は雲泥の差ですが)
コメントありがとうございました!
皆さんのコメントも熱量たっぷりなので、いただいた文章読みながら勇気づけられています。
頑張ってきます。
四択の女神、please....
土曜日ですね。健闘を祈ります!
常木
軽くなるのはある程度理解しているものの、苦手科目ゆえにモチベーションがあがらないらしい。苦手だから合格したほうが楽なのに・・・と思う私です。
1級はライティングような問題を2分で考えてスピーキングするのですね。すごい…
私は高校時代は本当に勉強をサボっていたので、偉そうなことは何にも言えないのですが。ただ、最近は一般枠がどんどん減少し、AO的な選抜枠を狙ってる生徒は多いですよね。そこでの英検準1級の一定の効果は否定出来ないですよね~。運良く合格できて、11月に合格一つ持っとくってのは、悪くないです。それも狭きもんですが。高3の娘をもつ身なので、人ごとではない話題です。。あー。