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中東への関心

2024-02-14 12:00:00 | 23期生のブログリレー

こんにちは、稼プロ!23期生の曽我剛です。今回は中東への関心について書きたいと思います。

最近、自分の中で中東への関心度が上がってきています。その理由は2つあります。1つは、大きなニュースになったように、昨年10月に発生したハマスのイスラエル襲撃に端を発したイスラエルとパレスチナ自治区ガザの戦闘です。今もまだ戦闘の終わりが見えない厳しい状態が続いています。もう1つは、1月~2月にカタールで開催された、サッカーのアジアNo.1を決めるAFCアジアカップの影響です。サッカー好きの私としては、日本代表の優勝を期待していましたが、日本はイランに準々決勝で敗れてしまいました。ベスト4には中東の3か国が残り、最後はカタールが優勝し、中東勢の活躍で幕を閉じました。

令和4年の世論調査では、日本人で中東に「親しみを感じない」とする者の割合が70%でした。その割合は男性が63%なのに対して女性は76%で、女性の方が親しみを感じていないようです。中東の国はイスラム教と関係が深く、宗教への関心が低い日本人にとっては、理解するのが難しい国々と感じるのでしょうか。限られた人がビジネス目的で中東を訪問することはあっても、旅行で訪問する人は少ないのではないでしょうか。

私は実は中東には縁が深い方で、学生時代の中東好きの友人に誘われて、私はヨルダン、シリア、イランを若い頃に旅行したことがあります。旅行したのは90年代で、シリアもイランも内政・外政ともに今と比較して安定していました。中東の旅行はモスク(イスラム教の礼拝堂)や遺跡巡りが基本ルートで、3か国とも思い出深く、現地で接した人々も優しくて、大変良い印象を持っています。そのような経験から、中東情勢には自然と関心が向きます。

日本は歴史的に中東との関係性は良好です。2022年度の日本の原油の輸入先は、実に中東が95.2%になります。1位はサウジアラビアで39.2%、2位はアラブ首長国連邦で38.5%になります。この数字を見る限り、日本は中東とは切っても切れない関係です。日本人はもっと中東に関心を持つ必要があると感じます。

我が家は家族で昨年の春に日本最大のモスクである「東京ジャーミイ」を訪問しました。渋谷区の代々木上原駅の近くにあります。ドーム型の建物で1本のそびえ立つミナレット(尖塔)が特徴的です。礼拝中以外は見学が自由にできます。建物内部の礼拝場はとてもきれいで、ステンドグラスの彩りや繊細な幾何学模様、シャンデリアなど、美しさと荘厳な雰囲気に心を動かされます。女性はモスクに入る時、頭にヒジャーブと呼ばれるスカーフを巻くのですが、その貸出しもしています。妻と娘もヒジャーブを巻いて礼拝場を見て回り、イスラム教について少し理解が深まったように思いました。口で説明するよりも実際に見て体験する方がはるかに理解しやすいものです。

先週末は家族でアジアカップにちなんで、中東の国のクイズをしました。サッカー好きの次女は、アジアカップで活躍した国の名前は覚えたようですが、地図上での位置がわからない国が多数ありました。私もいくつかの国の位置がわからず、家族で中東の国々の地図上の位置を確認しました。地図をただ見てもなかなか覚えられないものですが、好きなことと関連性を持たせて、家族でクイズ形式で楽しんで覚えようとすると、記憶も定着しますし、中東がもっと身近に感じられるようになると期待します。パレスチナに平和が早く訪れることを願いつつ、家族で今後も中東情勢に関心をもって見守っていきたいです。

コメント (4)
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