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トップダウンとボトムアップについて

2017-08-28 21:49:22 | 17期生のブログリレー

事務局の藤田です。2回目の投稿です。

8月もあと少しですが、
17期の方は夏休みの宿題こと、小論文のほうも佳境かと思いますが、
いかがでしょうか?

ブログでの、みなさまの引き出しの広さにはいつも感銘を受けています。
16期生の時はテーマには悩まないのですが、この高いクオリティの中、
事務局らしいことってなんでしょうと、テーマ設定に悩みました。。。

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今回は、「トップダウンとボトムアップについて」書かせていただきます。

私は中小ベンチャー企業に勤務しています。
先月から、あるウェブサイトを作るチームのマネジメントを担当することになりました。

マネジメントスタイルには、2つの方法があると思います。
 トップダウン=階層が上の人が指示命令をして進めていく
 ボトムアップ=階層が下の人の自主性をもって進めていく


メンバーも職種が異なり、経験年数や性格的な問題もあり、
「自主性を重んじ、みんなで考えていきましょう」
「みんなの意思をくみ取って、合意して進める」
というボトムアップのスタイルをとっています。

私自身も、トップダウンよりボトムアップのほうが組織にナレッジが残り、成長につながると考えておりますし、
今回はメンバーが全員、モラールやモチベーションをもって提案し、チームをみんなで支えようとしているのは、ありがたいことだとおもいます。


一方、前回の古森先生や藤田先生の講義でも触れられていましたが、
ベンチャーや新規事業の分野では
「他社との連携を含め、新しいものを仮説をたて、実際すすめてみて検証・修正して、進めていくのを、スピーディーに行う」
というような、「新しい」と「スピード」が重要という流れもあります。
この2つを間違うと事業自体が競争力を持たず、致命的な失敗になることも多いです。


議論を進める際、様々な職種が集うと、難しいところもあります。
システムやデザインについては
「そういう専門があり、その専門家のいうことは正しい」
という認識があります。

一方、企画やビジネス推進については、
それぞれの仕事で部分的に関わってきただけに譲れないところもあり、
「自分は過去やってきたことは違った」
など、新しいことを否定されたり、合意のスピードが遅くなる面があります。


そのデメリットを補うのが私の役割で、
メンバーの要望や意向を取り入れるファシリテーション、
役割分担をしたり、資料などの形にすることで進めたり、
上司や経営陣などへのレポートをするなどは様々悩みながら、試みているところです。


近い将来、AIを始め最新技術の進展で、想像ができないイノベーションが起きてくるでしょうし、
それに従い、革新的なフレームワークや仕組みもいろいろ出てくるでしょう。

一方、AIではない人間の付加価値(生産性)を出していくことも求められ、
それに関し、メンバーのモチベーションの向上も必要になってくるでしょう。


私は、今までの会社では、
新卒者や専門外の方などその分野にはスキルを持っていなかったり、
その分野以外に能力を発揮してほしい方に対し、
マニュアルややり方を作り、マネージャーと調整して、
トップダウンに近い方法ですすめてきました。


日本が世界に誇る「カイゼン」や「おもてなし」など、ボトムアップの発想がなくては、
できなかったと思い、ボトムアップは、今後の日本の可能性の一つだと思いますが、
実際のプロジェクト進行は対人間で、悩ましいところです。

まだ正解がなにかはいえませんが、多くの中小企業に必要な課題の1つと思いますので、
よりよい方法、ナレッジやセオリーをつくっていきたいと考えています。


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2017/7/13  17期事務局藤田です。質問をするということについて
http://blog.goo.ne.jp/kasegerupurocon/e/09ed551a27fdf75991aa633d98ef2942

コメント (1)
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