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職人気質?理論重視?

2015-03-03 22:29:48 | 14期生のブログリレー

こんにちは。小笠原です。
先日、テレビを見ていて非常に気になるニュースがありました。

気になるニュース。それは、大塚家具の内紛騒動です。
創業家父娘で経営権を争っているわけですが、
創業者である父の考え方と、名門大学を出て銀行やコンサルティング会社を渡り歩いた娘で
経営に対する考え方が面白いぐらいに異なっています。

創業者である大塚勝久氏は、桐箪笥職人だった父の仕事を手伝い、
中学校までに調達、販売、資金調達、経理、税務などの業務を一通り経験し、
過去の経験から物事を捉える職人気質的な考えを持ち合わせています。

一方、娘である大塚久美子氏は、一橋大学を卒業し、
銀行で融資を担当したり、コンサルティング会社を広報・IRを担当するなど、
データや理論から経営をとらえることに長けています。

まさに水と油の関係。
創業者からすると、今までのやり方で会社を大きくしてきたので、それに対する自負があるでしょうし、
娘も一時期、大塚家具の経営を行い、会社を立て直した自負があります。


この内紛騒動の行く末とその結果(経営がどうなるのか)が非常に楽しみなわけですが、
投資家の心には、久美子社長が2月25日に発表した大塚家具の新戦略が刺さったようです。
この新戦略が発表された翌日、株価がストップ高(今までが1000円前後で推移していたのが、一気に1800円ほどにまで上昇)に。

根性論や過去の成功体験にとらわれるよりも、
冷静で数字とデータを用いて語ることが重要なんですよね。

この内紛騒動を見て、学んだことでした。

 

コメント (2)
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