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食品とリスク

2014-08-04 12:52:20 | 14期生のブログリレー

皆さん、こんにちは。14期生 木村です。

2回目のブログリレーとなりました。しばしお付き合いいただければ幸いです。

 

 さて、今、世間を騒がせている中国での食品工場の問題です。

 動画をご覧になった方も多いと思いますが、床に落ちた食材を工程に戻す姿や、賞味期限切れの原料を、

工程投入する場面がありました。

 見ていてお気づきでしたでしょうか?彼らは、何のためらいもなく、平然と行っていましたね。

現場の方々の教育やモラルが低いということ以前に、会社側から指示されていただろうことが、想像に難くありません。

 日本でも、産地偽装や、賞味期限の改ざんの事件が発生します。これらの事件の背景を考えると、

厳しいコスト要求や、行き過ぎた儲け主義が浮かんできます。そして、さらにその先には、我々消費者自身が、

低価格に商品に飛びついてしまう(あるいは踊らされている)購買行動にも行き当たります。

 低価格志向のしわ寄せは、どこに行くかと言えば、どんどんサプライチェーンの上流に向かって行きます。

C ⇒ R ⇒ W ⇒ M 結局、最後は原材料メーカーや、農畜産物生産者に行きつき、しわ寄せの逃げ場がないため、

おかしな行動に走ってしまう。

 ハンバーガーが1個、100円で買えること自体、冷静に考えれば「おかしい」ですよね。

自分で、食材を買ってきてハンバーガーを作ってみれば、とんでもなく高い食べ物になるはずですし、

大量生産だからという域を超えていると思います。

 とはいうものの、自分のお財布の中身を見れば、手を出したくなるのは当然です。私自身買ったことが無いわけではありませんし、

なんといっても、そこそこ美味しいですからね。

 結局、消費する側の我々が 「安い物にはリスクが伴う。」 ということを常に意識していないといけないですね。

今回の事件は、たまたま食べた人に危害が無かっただけで、食品は口に入れるものですから、ひとつ間違えると、

身体や生命の危険につながりかねません。このことを改めて思い起こしました。

 

 最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

コメント (5)
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