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この一瞬に生きる

2013-02-25 23:19:55 | 診断士林からのメッセージ
ブログをご覧の皆さま

中小企業診断士の林です。

 もうすぐ3月という時期ですが、ここのところとても寒い日々が続いてますね。最強寒波が日本列島を覆っているとのことで、それに輪をかけて花粉の飛ぶ季節ということで花粉症の方も大変かと思います。かくいう私もその一人です。仕事に、プライベートに充実した日々を送るためには、健康第一!ですね。皆さま、お身体にはぜひご自愛ください。

 さて、今日は以前にもご紹介しました月刊誌「致知」3月号で出会いました、これからの自分の座右の銘にしようかな、と思った言葉をお伝えします。

 その言葉というのが「この一瞬に生きる」。

 これは、元プロ野球選手で昨年引退されました福岡ソフトバンクの小久保選手の座右の銘ともなっている言葉です。今の私が、自分自身を日々振り返っている中で自分に足りないものを端的に表している言葉として、これだ!と思い知らされた言葉です。

 小久保選手は、あまり知られていませんが、現役時代から読書と内観によって多くの苦境を乗り越えてきたそうです。学生時代には大学日本一となり、大学生で唯一出場したバルセロナ五輪では銅メダルを獲得、そして大学からプロ野球に入団したすぐ2年後には本塁打王に。巨人に移籍してからは巨人歴代の右打者の年間最多本塁打を記録し、またソフトバンクに戻ってからは日本シリーズのMVPを獲得、昨年、2000本安打と400本塁打を記録して引退しました。そんな輝かしい記録の陰で、右足の大怪我をして1年間を棒に振ったり、福岡ダイエーや巨人の弱い頃にキャプテンとして苦労したり。まだ小久保選手が小学生の頃には、ご両親が離婚されて野球をやめそうになったり。

 そんな小久保選手の支えになっていたのが、福岡ソフトバンクホークスの王貞治会長であり、森内観研修所の柳田鶴声先生だったそうです。

 王会長からは、「練習の時に楽をするな。練習の時に苦しめ。」、要するに練習の時は適当にやって、試合で百%の力を発揮しようとするのは間違いだ、ということを徹底的に教えられたそうです。そして、柳田先生から教わった言葉が「この一瞬に生きる」。プロに入って一番調子のよい頃に右足の大怪我を負い、リハビリをしている時にこの言葉を常に思い返し、自分を奮い立たせていたそうです。「起きてしまったことは仕方がない。この怪我から何かを学べということだろう。」と。

 おそらく普通の選手であれば、王会長の教えがなければ学生時代から天才打者でプロに入ってすぐに本塁打王になっている時点で天狗になって終わっていたかもしれない。柳田先生の教えがなければ、大怪我から復活して2000本安打も打つような記録を出せていなかったかもしれない。

 やはり、人の運命というのは、人との出会いと、その出会いをいかに自分の糧にできるかということのように思います。

 私も日々の仕事やプライベートの生活を送っている中で、この1日で自分は何が成長したかと振り返ってみた時に、何気なく時間が過ぎ去り、また仕事に忙殺されて、自分の中に何が残ったのかと反省することが多くあります。それは、一瞬、一瞬を大切にしていないからだと、あたりまえのようなことを改めて気付かされました。

 「この一瞬に生きる」この言葉を大切にして、ビジネスマンとしても診断士としても頑張っていきたいものですね。

#なにやら説法じみた話で恐縮です!!

コメント (1)
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