ウィーンで学ぶ

---ウィーン医科大学心臓胸部外科
留学日記とその後...---

ウィーンからの再来日

2011年02月27日 | ウィーン
留学中にお世話になったウィーン医科大学の先生が招請講演のため再来日されました。

  ウィーン医科大学(旧ウィーン大学医学部)のHP:http://www.meduniwien.ac.at/homepage/index.php?id=495

自分とも年齢が近く、いわば良き兄の様な存在の若手教授、M.E.先生です。
昨年も関西で開催された学会での招請講演のため、来日されました。

今回は13時間のフライトで来日し、滞在期間は学会開催中のみの2泊3日と、時差ぼけからも解放されない強硬スケジュールでした。講演内容は、専門の脳保護法理論と最近のTEVER、debranch、arch transposition(デブランチ、ステントグラフト手術)などを用いた低侵襲胸部大動脈瘤手術で、相変わらずの流暢な英語でした。
(胸部大動脈瘤の低侵襲ステントグラフト治療の詳細は留学中の記事へ)
http://blog.goo.ne.jp/kasasasahi/e/fe50d1d834ec83dbc1040f506cefd18b

ウィーンで開催される大動脈シンポジウムの宣伝まで、しっかりされていました。
http://www.visar.at/

自分の留学中にはありませんでしたが、胸骨部分切開による小切開の弁膜症手術もAKHで始めたとこのとでした。
我々は日常的に小切開(低侵襲)手術をしています。
日本では施設間競争の激しい背景が困難な手術を後押ししますが、合理的なヨーロッパでの小切開手術の広がりには驚きました。

またの再会を楽しみに、自己鍛錬をしようと思います。
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