ウィーンで学ぶ

---ウィーン医科大学心臓胸部外科
留学日記とその後...---

医学生Maxとの再会

2008年03月09日 | ウィーン
もう1か月程前になるが、ウィーン医科大学の医学生Maxと再会した。

彼の卒業論文指導者が自分の指導教授であったことと、その教授の動物実験(つまり僕の実験)を手伝ってくれていたことで仲良くなった。Native English speakerと遜色ない英語力があり、フランス語、スペイン語も話せる。もちろん母国語のドイツ語も。しかも心配りが出来る優秀な人物だ。指導教授には30人程の学生がついていたが、「一番優秀な者だけが日本に行く」とよく言っていた。まさにその通り。

自分が語学的に困ったときなどは何度も助けてもらったし、拙い英語会話につき合ってもらった。その彼が昨年末から交換留学で東京に来ていた。3ヶ月間の滞在期間が終わるこの時期に東京に戻った我が家族と再会を果たした。

家内も息子も彼の車に乗せてもらったこともあり、よく覚えている。
Maxと叙々苑で日本の味「焼き肉」を楽しみ、引っ越し直後で混沌としているわが家にも来てもらった。



彼の地方に行きたいとの要望で、岐阜の親父宅も紹介した。翌週はそこに滞在し、さらに京都、大阪に観光に行くとのことだった。その後のメールによると、大阪ではお好み焼きを楽しみ、四国では姫路城の美しさに感動し、福岡では豚骨ラーメンを楽しんだと。さらに広島、長崎の両市にも滞在し、歴史についても理解を深めたと。さらに別府温泉、宮島の鳥居まで観光したとのことだった。

なんと日本人の自分でも行ったことのないところまで、結局彼は、東京の医学部附属病院の臨床研修に留まらず、北海道から九州まで本当の日本を歩いて回ったことになる。

さらに感心するのは、僕が会ったときにはかなりの日本語を話していた。1年半ウィーンに住んだが片言のドイツ語しか話せない自分だが、彼は日本各地を一人旅行するのに必要な程度の日本語を身につけていた。

その彼はおいしく健康的な日本食、奇麗で優しい日本女性、清潔感のある日本の街並みが気に入ったと。また何かの機会に是非再会したい。
コメント (2)
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