覚書

イラストレーター進士遙のブログです。
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王子とサムライ

2010-10-28 21:03:08 | 日記
ロンドン時代の友達が、ひょっこり電話してきた。
「今日いくからー」
横浜からトーキョーまたいで、
お約束のごとく大遅刻をして(彼の得意技である)、
憎めない笑顔でこのサバーブにうまいワイン(飲めないので飲んでないが)と
チーズを手土産に颯爽とやってきた。
役者の王子(←本名)である。

ダンナと3人でお好み焼きを腹一杯食べたあと、
もうひとつ、DVDも差し出してきた。
「コレ、見る?」
DVD3本立ての70年代ヨーロッパ共産主義の
テロリスト、carlosの活動を描いた社会派ドラマで、
2,3年前彼がパリで出演したもの。
それがついについにDVDになったそうだ。


遂に!と胸を躍らせて鑑賞。

 

いや、もがきつつ悩みつつもがんばっている友人の姿を、
ちゃんと映画の中で見ることがこんなに感動することかと、びっくりした。

たらりたらりとしゃべっていたら、いつのまにか3時過ぎ。

ほんの少しの睡眠だけをとって、明け方にネクタイ締めてまた旅立っていった。
がんばっている姿を、ありがとう。

祈ってんぜ。



前のブログにも書いた「tv様の終身刑」、
京都のアヴァンギャルドなKen. Massが書いたもの。
筋を通す事には世界一。通し尽くすまで直進しかしないサムライである。
やる事為す事本気な上に、本気な事しかしないもんだから、
しょっちゅう色んなもんに突進して突き破って、満身創痍である。
でも、どこ迄も真っ直ぐで、だからよけいなことはいっさい言えない。
言ってしまおうもんなら、矢でもとんでくるかの勢い。

そんな言葉に吐いた言葉に忠実なサムライから、
うちらの結婚式の前に、本人のかけらのような詩を頂いた。

ありがとう。背筋のばして、しっかりやるよ。
でなきゃ本当に矢が飛んできそうだ。


https://bookway.jp/modules/zox/index.php?main_page=product_info&products_id=65
最後にもう一度、宣伝をさしておくんなまし。
本気な彼の、本気な小説を、ワンコインでどうぞ。

キョートにむけても、祈りつつ。




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