日本のアルパイン・クライミング、しかもソロで酸素ボンベも使用せずに登るクライマーである山野井泰史さんが記憶に残っている7つの登山を記した本。
以前、エベレスト清掃登山で有名な野口健さんがラジオでお話していた内容に、8000メートル以上は「死のニオイが漂う領域」と言っていたのを思い出し、その世界に酸素ボンベも使用しないで登るスタイルを想像するだけで、常識が通用しない世界だと思った。
7000メートル以上では体に及ぼす悪影響を軽減するために毎日4リットルの水分を飲まないといけないらしいが、雪をガスストーブで溶かして飲むとそれだけで数時間かかってしまうみたい。水分摂取が少ないと血中濃度が濃くなってしまい肺水腫などの死に至る悪影響を及ぼすらしい。
もちろんそんな死を連想させる世界に足を踏み入れること自体が日常的とは正反対の場所にあり、私にはその人たちの気持ちを理解することは難しかった。別の価値観を持った人間なんだと思ったのだった。しかし、以前ドキュメンタリーでの山野井夫婦のテレビ番組を拝見していくうちにだんだんと惹かれていく自分がいた。
その録画したドキュメンタリー番組をよく見直すのだが、見て毎回感じることは、笑顔がすばらしいということ。
ああいった笑顔ができる人は、充実した生き方をしている人にしかでないと感じている。それはどんなジャンルの人でもそうなのだ。ああいった笑顔ができる生き方は、お金や名誉などとはほど遠い価値観のところにあり、辛いこともその笑顔で笑いとばしてしまうのだろう。
この本の著者である山野井泰史さんは、まだ他にも良い登山があったけど、文章にして伝えることが困難だったからその登山は書かなかったようなことが記されていたが、この本はすらすらと読み易く、また文章からイメージが連想できたよい文章だと思った。
また山野井夫婦は同じ価値観を持っていて、山以外にはあまりお金をかけずに生活している。そんな山野井夫婦の登山の資金面を応援するためにもこの本を買った。微々たるものなんですが、そんな応援したくなるような熱意を持った人たちで、代わりにパワーをいただける。だから、山で遭難死することなく、幾つになってもどんな山でもいいから夫婦で歩いていてもらいたい。わたしもそんな高みの山へは行けませんが、日本の山々を歩く事ができなくなるまで歩いてみたいと思っているからです。
わたしもあのような笑顔で笑える人になれるような人生を送りたいと思いました。
以前、エベレスト清掃登山で有名な野口健さんがラジオでお話していた内容に、8000メートル以上は「死のニオイが漂う領域」と言っていたのを思い出し、その世界に酸素ボンベも使用しないで登るスタイルを想像するだけで、常識が通用しない世界だと思った。
7000メートル以上では体に及ぼす悪影響を軽減するために毎日4リットルの水分を飲まないといけないらしいが、雪をガスストーブで溶かして飲むとそれだけで数時間かかってしまうみたい。水分摂取が少ないと血中濃度が濃くなってしまい肺水腫などの死に至る悪影響を及ぼすらしい。
もちろんそんな死を連想させる世界に足を踏み入れること自体が日常的とは正反対の場所にあり、私にはその人たちの気持ちを理解することは難しかった。別の価値観を持った人間なんだと思ったのだった。しかし、以前ドキュメンタリーでの山野井夫婦のテレビ番組を拝見していくうちにだんだんと惹かれていく自分がいた。
その録画したドキュメンタリー番組をよく見直すのだが、見て毎回感じることは、笑顔がすばらしいということ。
ああいった笑顔ができる人は、充実した生き方をしている人にしかでないと感じている。それはどんなジャンルの人でもそうなのだ。ああいった笑顔ができる生き方は、お金や名誉などとはほど遠い価値観のところにあり、辛いこともその笑顔で笑いとばしてしまうのだろう。
この本の著者である山野井泰史さんは、まだ他にも良い登山があったけど、文章にして伝えることが困難だったからその登山は書かなかったようなことが記されていたが、この本はすらすらと読み易く、また文章からイメージが連想できたよい文章だと思った。
また山野井夫婦は同じ価値観を持っていて、山以外にはあまりお金をかけずに生活している。そんな山野井夫婦の登山の資金面を応援するためにもこの本を買った。微々たるものなんですが、そんな応援したくなるような熱意を持った人たちで、代わりにパワーをいただける。だから、山で遭難死することなく、幾つになってもどんな山でもいいから夫婦で歩いていてもらいたい。わたしもそんな高みの山へは行けませんが、日本の山々を歩く事ができなくなるまで歩いてみたいと思っているからです。
わたしもあのような笑顔で笑える人になれるような人生を送りたいと思いました。