花咲あさひ の 心神とともに。古神道と和の仕組の復活への道

感謝・反省・謙虚・奉仕・素直・勇気・結び・歓び・怒りあと1つの心柱は?
観世音菩薩は裸足で山を飛び出して行きました。

吉野と云えば金峯山寺 金剛蔵王大権現 再掲載

2018年07月17日 05時00分18秒 | 奉仕の心柱

 

以下の記事は,今年4月19日に掲載した過去記事です。

こんにちは。

南朝の本拠地である吉野。そして,ちょっと季節が外れてしまいましたが,吉野と言えばやはり,千本桜で有名な吉野さくらを連想されると思いますが,吉野の桜は信仰の力によって産み出されて行ったでのあります。その吉野山には修験道の総本山が御座います。その名は金峯山寺と云う神道と仏教を今も伝える神仏習合の寺院で御座います。上の動画は,吉野山旅館組合さんの動画サイトからお借りした動画ですが,おそらく早朝の御勤め中だと思いますが,声明真言と云うわたしも大好きな独特な節回しが聴けます。

この金峯山寺と云えば,金剛蔵王大権現さまでも有名な寺院で,現在,国宝仁王門の大修復工事祈念として特別御開帳が時に一定期間,開催されていたりしております。今年の春の特別御開帳は平成30年3月31日(土)5月6日(日)までと云うことです。私もこれまで何度か金峯山寺さんへ参拝させて頂いたり,少ないですが毎月仕送りをさせて戴いて参りました。国宝仁王門の修理に掛かる費用「総工費」は20億円と云うことですから,何年も前からその準備で大変であったのではないかと感じております。

金峯山寺さんのホームページで公開されている仁王門修理に関する趣意書を拝見しますと工事に着手するのは,今年2018年の秋頃となっており,その後10年間の工事期間を経て2028年の完成を予定されております。したがいまして,護持と云う観点から云えば,国宝仁王門の修復の起案から工事完成までの期間は15年から20年間ではないでしょうか。段取(準備)に5年から10年,そして工事に10年と云う一般的な復興よりも長い中長期計画です。もしかすると,国宝級ですからもう少し起案に時間が掛っていたかも知れません。国宝や重要文化財級になると神社や寺院の考えだけでは修理も修復も好き勝手には出来ないのです。

たとえば,通常の(自然災害などの被災した場合を除く)祭祀施設の護持(建築工事開始まで)を起案する場合,ざっくりと①起案を開始(計画の立案)②総代会にて議案提出。③実行委員会や建設委員会の創設。④趣意書の作成。⑤寄付金募集の開始。⑥建設業者の選定。⑦工事着手です。とても大まかに書きましたが,ざっくり言うとこんな感じです。わたしも護持司ですから,その係わる大変さは身に染みてよく解かっております。計画を立案しても計画通りに上手く物事が運ぶなんてことはほとんどありません。祭祀施設の護持には多額の資金も必要になりますし,資金の集め方にもさまざまな方法が御座います。地道にコツコツと起案して来たものなのか?突発的に計画したものなのか?それともただのお金集めなのか?計画の趣意書(主文)を観ればよく解かるのです。

ちなみに,一番長い長期計画で言いますと200年と云う超長期計画も御座います。それは伊勢神宮の神宮再生200年プロジェクトと云う計画であります。この計画は,伊勢神宮の式年遷宮で使用される木材を神宮の森からいただくと云う趣旨であります。

天河神社の記事でも書かせて戴いた通り,神社や寺院の護持の中でもっとも資金が必要となるのが祭祀施設の建築物であります。資金調達と言っても何年も前から積み立てなどをしながら計画して実行して行きますが,今の時代は本当に厳しい経済環境ですからなかなか計画通りに資金が調達できると云うことはありません。ほとんど目標金額に達することが出来ないのが現状なのであります。

又,古神道(自然崇拝と祖霊祭祀)の観点から言っても,先日から書かせて戴いて参りました天河神社も丹生川上神社下社も御水から教えられることが多いのですが,ここ金峯山寺では,修験道の総本山でもありますから,何と言っても山であります。その吉野の山から金峯山寺は,山岳信仰を通じて,わたしたち人は自然と共に生きることの大切さを伝え続けている神仏習合の寺院です。拝

  

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太古の昔から日本人の性質は互いに支え,助け合い,足りないところを補い続けた民族でした。

私たちの祖先は,それを相互扶助とし和の仕組みとしました。日本が和の国と呼ばれる所以です。

又,人にはそれぞれ違いがあり,その違いを認め合い,尊重し合うことを大切にして来ました。

それが祈りの民族と云われる大和の民。大和民族です。

菊の紋章は世界祭祀の継承者としての証であり,世界で唯一,太陽を国旗にする国でもあるのです。

わたし達の心の中には根源神の分魂が内在しています。高天原は,わたし達の心の中に存在します。

心柱神社 心神とともに。花咲あさひ 拝



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