花咲あさひ の 心神とともに。古神道と和の仕組の復活への道

感謝・反省・謙虚・奉仕・素直・勇気・結び・歓び・怒りあと1つの心柱は?
観世音菩薩は裸足で山を飛び出して行きました。

最後の宮大工 西岡常一棟梁 2 再掲載

2018年08月09日 19時40分48秒 | 奉仕の心柱

こんにちは。

昨日は,日本が世界に誇る技術者集団「宮大工」の最終者でもある西岡常一棟梁その1を書かせて頂きました。

昨日の記事の冒頭で,NHKで紹介されたと書かせて頂きましたが,テレビだけではなく,どうやら,映画にもなっていたようです。上の画像は,インターネット上から借りて来たものですがドキュメンタリー映画と記載されています。私の家にはテレビがないので,この手の情報はさっぱり分かりません(笑)。テレビがないと言っても経済的に買うことが出来ないとかではなく,テレビの情報は基本的に偽りが多いように思えることとテレビを見ている時間が勿体ない気がしているからです。自分の感が鈍るのであります。ニュースはもっぱらインターネットで十分ですし,見たい番組は動画サイトを活用しておりますので不便ではありません。

今日は,その2を書かせて頂きます。それにしても,宮大工の精神性が継承されないことに私はとても残念に思います。宮大工の宮とは神職と云う意味があるのです。元々,宮大工は神社や寺院に所属していたのです。伊勢神宮の式年遷宮を見ても判るように,20年に一度の建て替えは,民間のようにどこかの建設会社へ一括して請負されることはしないのです。神宮造営部に所属します。

なぜならば,御宮を御造営することは祭事になるからであります。

一つひとつの作業に祈りを込めて丁寧に造り上げて神さまへ奉納するのです。これが,和の国「日本」のモノづくりに対する基礎基本となって現代に継承されて来ています。つまり,どんな物質も特有のエネルギーを発しています。念です。古神道では,この世のありとあらゆるものには神さまの分魂が宿っていると云う分魂思想があるのです。したがいまして,恨み辛み,悲しみ憎しみを抱いてモノづくりをしてはならないのであります。やはりモノづくりは,明るく,楽しく,感謝して。これを基本にしたいものです。

ブラック企業の社長さん。大丈夫でしょうか?(笑)

話しが逸れてしまいましたので戻します。

代々,法隆寺の棟梁だけに伝え続けられて来た口伝が,棟梁西岡家には存在します。

この口伝は,棟梁だけに伝えることを許されていたと言います。

生前,西岡棟梁が書かれた本「木のいのち 木のこころ」の中から一部を抜粋させて頂きます。

1.神仏をあがめずして社頭伽藍(しゃとうがらん)を口にすべからず。

2.伽藍の造営には四神相応(ししんそうおう)の地を選べ。

3.堂塔建立の用材は木を買わず山を買え。

4.木は生育の方位のまま使え。

5.堂塔の木組みは寸法で組まず木の癖で組め。

6.木の癖組みは工人たちの心組み。

7.工人たちの心組みは匠長(しょうちょう)が工人らへの思いやり。

8.仏の慈悲心なり,母がわが子を思う心なり。

9.百工あれば百念あり,これをひとつに統ぶる。これ匠長の器量なり。百論ひとつに止まる,これ正なり。

10.百論をひとつに止めるの器量なき者は謹み畏れて匠長の座を去れ。

11.諸々の技法は一日にして成らず。祖神たちの神徳の恵みなり。祖神忘れべからず。

以上です。

西岡棟梁が生前書かれた本の中から,一部を抜粋して書かせて頂きました。ただこれだけを読んでも一つひとつの意味が解りませんので,明日の記事で一つひとつに西岡棟梁が丁寧に説明したものを掲載させて頂きたいと思います。明日に続きます。拝

  

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太古の昔から日本人の性質は互いに支え,助け合い,足りないところを補い続けた民族でした。

私たちの祖先は,それを相互扶助とし和の仕組みとしました。日本が和の国と呼ばれる所以です。

又,人にはそれぞれ違いがあり,その違いを認め合い,尊重し合うことを大切にして来ました。

それが祈りの民族と云われる大和の民。大和民族です。

菊の紋章は世界祭祀の継承者としての証であり,世界で唯一,太陽を国旗にする国でもあるのです。

わたし達の心の中には根源神の分魂が内在しています。高天原は,わたし達の心の中に存在します。

心柱神社 心神とともに。花咲あさひ 拝



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