花咲あさひ の 心神とともに。古神道と和の仕組の復活への道

感謝・反省・謙虚・奉仕・素直・勇気・結び・歓び・怒りあと1つの心柱は?
観世音菩薩は裸足で山を飛び出して行きました。

貧すれば鈍するって?何を指しているのでしょう? 4

2019年11月08日 04時31分09秒 | 豊葦原瑞穂国新聞

こんにちは。

一昨日,ある真言宗系の寺院の住職さんから,ちょっとお願いしたいことがあるので来ない?と連絡をいただきました。その住職さんとは8年くらいのお付き合いで,頭脳明晰な60代前半の御方です。ある事を悩んでいて,朝目覚めたら私のことを想い出して電話をくれたようです。普段,私は営業が苦手なので,営業をしているときもあまり仕事の話を長々としません。少しだけ仕事の話をさせていただき,あとはほとんど仕事とは関係のない話をしています。そちらの営業スタイルの方が私にはあっているようです。

ですが,そんな私でも営業の最後に一言だけ添える言葉があります。それは,何かあった時にだけで良いので想い出して下さいと云います。するとこれが本当に想い出して頂けるようです。そもそも新規のお客さまで,ましてや飛び込み営業となると営業の話を真剣に聞いてくれる人は,あまり居ませんし,早く帰ってくれないかな?と思われるのが通常のお決まりです。しかも,商品や会社の説明も長くくどくど話すと次の訪問では居留守を使われることもあり得ます。やはり,最初の営業は,短く要所だけを伝え,爽やかにしたいものです。営業職は,歩く広告塔ですから身だしなみや言葉使いに,態度や姿勢にも気を使うので大変な職種です。

そんないろいろな事が要求される営業職ですが,なかでも最も大切なことは知って頂くと云うことだと私は考えます。どんなに,良いものを作っても,どんなに良い会社でもその存在をお客さまに知って頂かなくては経済行為は生まれません。それどころか,会社の経営も出来なくなってしまいます。私の拙い経験で恐縮ですが,自分をお客さまに知って頂くとは営業の基礎基本ではないかと思います。その為にどうするか?これを考えるのが重要なのであります。私の場合,最初の1年は,少なくても1件のお客さまのところに最低5回は訪問させて頂きます。そうしてやっと自分の名前を憶えて頂ける程度です。営業職の皆さん,頑張ってください。

冒頭で紹介した,住職さんとの仕事の話しは30分くらいで終わり,その後は4時間も今の社会の問題や仏教界の問題,世界情勢や政治の問題など様々な話題について意見交換をしていると既に夜8時頃になっていました。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいます。その意見交換の中で,住職さんから人が背負う苦労についての話しがありました。ちょうど,このブログでも取り上げていた事柄なので興味津々にお話を伺っていると,住職さん曰く,苦労は人の魂が浄化する為には有効で,且つ,人が乗り越えた苦労は,人類の共通した意識に溶け込むと話されていました。つまり,私たちが人生において乗り越えた苦労が人類の進化に繋がっていると言うのです。これには正直,驚きました。私たちが生きていることで生じる苦労が実は,人類の共有意識に溶け込んでいると云う発想はどこから来るものなのか?しばし沈黙していると住職さんは,生命とは何か?生きると云うことは何か?それは魂の浄化であると続けます。さらに,私たち3次元で暮らす人間には,2つのプログラミングが設定されていると云います。その内,1つのプログラミングとは「破壊と再生」というプログラミング設定でした。この話は,とても興味深かった話しでした。

小さな子供が積み木を積み上げたあとにする行為を観察すると判ると云うのです。

またいつか,2つのプログラミングについて書かせて頂きたいと思います。

自分自身で体験しているさまざまな苦労が,まさか,人類進化の為になっているとは大変勉強になりました。そう考えるとどの様な苦労も決して無駄ではないようであります。私も自分の力だけではどうしようもない時,何で自分だけ苦労しないといけないんだ。こんな苦労に何の意味があるんだと思ってしまう時があります。苦労する為に生まれて来たんじゃないとも考えてもいます。

しかしながら,ほんの少しだけ考え方が変わるだけで,同じ事柄でも全く違うように解釈できるのであります。住職さんから急な呼び出しと,ちょうど人の苦労をテーマにした記事を書いている最中にドンピシャの話しが出来たことは不思議であります。しかも仕事まで頂いて帰って来ました。出会った頃は,住職さんもまだ若く,私が住職さんに気安く住職さんと話し掛けると怒られたり,仕事で頭から怒鳴られた時もありました。今思うととても懐かしい思い出です。きっと,これが縁と云うものなのでしょう。

感謝。拝