兼平の空と大地

山と川と大地に遊ぶ日記です。

京都一周トレイル③ 大原ー鞍馬

2016年04月03日 | 京都一周トレイル

4月2日(土)京都一周トレイル3回目です。
今回のコースである大原から鞍馬までを地図で確認すると、なんかほとんど高低差のない道を歩くようで、当然私にとっては物足りなそう。おまけに距離も短いし、かと言って鞍馬から先に足を延ばすにも、交通の便を考えるとやっぱり鞍馬までとなります。
そこで寄り道をすることに。コース北側にある金比羅山に登ることにして出発。

そんなコースなので急ぐ必要はないということで、京都駅には8時30分着。
駅前のバスターミナルに行くと「なんだこの大勢の人は」と驚いてしまいました。
大原行のバス乗り場に向かって三重にも四重にも列が出来て、ざっと数百人?
マジで「出直そう」「行先変えよう」と思いながら先頭を確認しに行くと、???
この列は大原行のバスに乗り場の手前の、銀閣寺方面やら金閣寺方面でした。
そうだよね、桜満開だものね。
(この後金比羅山でお話しした女性の方も同じバスの乗ってて、私と同じように混雑を見てやめようと思ったとのこと)

打って変わって大原行のバスは数人しか乗ってません。嬉しいのですが、この差はなんだ、大原三千院寂光院があるぞ!と言いたくなりますが・・・・・


さて大原の少し手前の戸寺バス停が今回のスタート地点。
前回の北山24です。
ここで下車したのは5人ほど、皆さんハイカーです。

身支度を整えゆっくりスタートです。



高野川(下流京都市内を流れる鴨川)の桜はやっと開花宣言が出せそうな状態。京都市内より一週間遅れか。
写真左の山が金比羅山です。































舗装された道を足元の野草を見ながらゆっくりと歩いていきます。
30分もかけてやっと江文神社へ。
旅の安全をお願いして金比羅山への登りの山道に入ります。















 
   














「クマに注意」だって、そうだもう冬眠から覚めて腹減らしてるかも?
今日の天気は予報に反してどんよりとした空模様。したがって杉の植林下は薄暗く、誰も会わないし、イヤーな雰囲気。思わずクマ除けをカランカランと鳴らしながらの登りとなりました。





江文神社から30分ほどで山中にひっそりと佇む琴平新宮へ、もちろん誰もいません。

お参りして先に進みます。






















さらに10分ほど歩くと、京都のロッククライミングの名所?大岩の上に出ます。
ここからの眺めは良く、眼下に大原の里、正面に前回のトレイルで歩いた、右から比叡山、横高山、水井山と見えます。











足元ではクライミング教室らしき人たちが練習してました。
自分も(右写真)覗こうとしますが、これが限界、「お~怖」(*´Д`)

この時期ミツバツツジが咲き始め、こぶしの花は満開で、山肌に羊でも居るのかと思うくらい咲き誇っています。





















ここからは金比羅山山頂まではすぐ。
京都市内も見えます。























ここで大阪から来られた女性の方
としばしお話しさせていただきました。
イベントの下見に来られたとのこと。

三角点にタッチして、いわゆる登山道ではない山道を激下り、昼食場所の江文峠に下りまして、トレイルコースに合流。



ここで楽しみのカネヒラ特製ラーメンの昼食となりますが、・・・







ここで突然ですが問題を出しま~す。
ここ江文峠にバス停があります。このバス停(バス路線)は超珍しいのです。
たぶん日本全国こんなバス亭はほかに存在しないと思います。



そこそこ有名だし京都人だったら知ってるかな?
さあ考えてください。
このブログを読み終えるまでが時間です。
読みながら考えられないという不器用な人は私の昼食の間考えておいてください。!(^^)!


ヒントはバス停の時刻表を見たら「えーウソやろ、なんで」?となります。
あまりにも珍しいのでTVでも放送されたくらいです。





さて本日のカネヒラ特製ラーメンは「喜多方ラーメン
トッピングはいつものウズラの卵ではなく普通のゆで卵とし、見えませんが餅入りです。

プラスバナナでおいしくいただきました。

ごちそうさまでした。

昼食後まったりとしてると、マウンテンに乗った女性の方が、そして喘ぎあえぎ登ってきた男性の方。
私も当然自転車乗りとしてはお話しさせていただきました。
まだ初心者ということですが、マウンテンなので当然地道を走りたいというので、
地図を見せながらこの辺のトレイルコースなら走れると思いますよ。などと言ってしまいましたが・・・・大丈夫だったかな?予想に反して鞍馬薬王坂は厳しかったから回避してくれたと思うが・・・・・・・・

ついでに愛宕山の首なし地蔵までの道を教えましたが、チャレンジしてくれると嬉しいなぁと。

さてさて私も出発します。
あまりにもゆっくりしすぎて、歩き始めはしんどい。




静原神社
天武天皇が襲われた際、ここ静原で心を静めたということです。











                         振り返ると今しがた登ってた金比羅


こんな方々も歩いてる方、走ってる方たちを応援してくれてます。

静原の集落を過ぎるといよいよ山の中に入っていきます。
これが予想に反しての登りが続きます。楽勝コースとなめてた身にはきつい登りとなりました。


時々ミツバツツジが癒してくれます。
暗い感じの中に、ぱっと明るく咲くこのツツジは山の中で輝いて見えます。
足が痛そうな方に追いつきました。
声をかけると、「ダイジョブです。ハイキング程度だから行こうといわれてきたがとんでもない」と半分怒ってました。連れの方々は先に

いるらしい。












薬王坂に到着。ここからは鞍馬まで下りとなります。この下り坂も足元悪しということで慎重に歩きます。
江文峠から1時間40分で鞍馬寺前に到着。


最初の予定では鞍馬から貴船までなんてこともチラッと思ったりもしましたが、もうそんな元気なし(~_~;)

舐めてかかってたぶん疲れてしまいました。
叡電鞍馬駅で休憩しながら地図を見ると、なんとコースとしては二駅先まで歩くようになってる。












なかなか趣がある駅舎とお馴染みの天狗。



駅舎の前に写ってる老齢梅の木、
左の写真ご覧あれ。
なんだこれ?誰かいたずらで付けた?

いえいえ、こんな咲き方がいくつかついてました。



そして最後の踏ん張り。二駅先の二ノ瀬まで車道を歩きます。












約6時間ちょっとでしたが、思ったより疲れてしまいました。
無事歩けたことに感謝です。
次回はこの「北山46」スタートになります。


すいません。最後にクイズの答えを書くつもりでいましたが、すっかり忘れていました。





















でございます。

要するに、一年に一便のみ、しかも片道運行。乗って行ったら帰ってこれないという
困ったバスであります。( ^)o(^ )
ですから乗りたいのに万一乗り遅れたら、次のバスまで一年待たなければならないということになります。
乗りたい方は絶対に乗り遅れのないようにご注意ください。(笑)

なぜこのような不思議なことになったのか。
このバスは京都北山のすそ野の大原と鞍馬を結んでいます。京都市北部の二大観光地なわけです。しかし別々に行くとなると、一旦京都中心部まで戻らなければならず、それなら横移動のこのルートが出来たらしいのですが、思惑通りに行かなく、取りあえずは路線維持のために(廃止すると再申請が大変らしい)いつかは復活させるため、年一回片道だけですが実績を作ってるらしいです。

でもこんな珍しい路線ですから、運行日はマニアが多く集まり、乗り切れなくなって、増車されたりもするようです。





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