9月5日~7日(木~土)
年一回の山遠征。今年は北アルプスの女王「燕岳」
毎回楽しみな山遠征なのに、なぜか毎年天候に恵まれず、今年こそはの思いに天気も応えてくれました。
せっかくだから、年一回だから、ゆったり楽しもうと計画しました。
まず時期はいつにするか?
夏山と秋山の間である盆明けから9月上旬の平日狙い。
これが毎年の恒例となっています。
山野草もあんまりないけど、紅葉も早いし・・・・・
でものんびり静かに?、なんといっても山小屋も余裕の入り?
そんなことでこの日程になりました。
同行者はいつもの山友さんと、これまたここ2年続けてご一緒してる先輩のNさんの3人です。
山友さんと私は関西在住なので、登山口の中房温泉有明荘に前泊。
Nさんは石川県在住のためマイカーで登山当日の朝合流となりました。
9月6日(金)8時00分
まずは有明荘から登山口まで15分の歩きです。
有明荘の宿泊者は今の時期ほとんどが登山者とのこと。
夕食の時間には明日から明後日にかけての燕岳の天気予報、温度、日の出の時間などの案内がありました。
有明荘はもともと国民宿舎ですが、昨今よくある経営不振による委託事業で、山小屋グループである燕山グループが引き受けたようです。
したがって売店では今夜宿泊の山小屋燕山荘グッズも販売されています。
それから、登山口駐車場は3か所とも8時時点で満車のようです。9月の平日でこれですからご注意を。(満車の場合は一旦下界?まで戻って、バスに乗り換えになります)
登山口8時15分
樹林帯の中をもくもくと登ります。
そう、もくもくと・・・・・・・・
そうなんです。口数も少なくなるほどの急登が延々続くのであります。
第一ベンチ、第2ベンチとベンチごとに休憩?
いやいや、それ以上にこまめな休憩を入れな登れません。はい!
第二ベンチを過ぎたころより、チョットだけ楽になったかなァ・・・・
そんなのもつかの間、またまた急登です。
私の持ってるガイド本には、北アルプス三大急登と書いてあります。
あと2つは何処なんだろう?
山友さんは「スイカ スイカ・・・」と、呪文を唱えながらの修行登山?
では、ハイ、
ご褒美です。
合戦小屋名物一切れ500円ですが、ここでこれを食べなきゃ燕岳登ったとは言えないくらい登山者にとってはセットもんです。かな?
気が付けばも12時前、ついでに昼飯と言うことで、私は山菜うどん。
なかなか本物のと言ういい方は変ですが、うどんもキノコ美味しいですよ。お勧めです。
お目当てのスイカを食べた山友さん、元気回復・・・・・?
でもまだ急登は続きます。
段々ガスも出てきました。
気が付いたら辺りは真っ白け。
回りの木々も背が低くなり、真っ白なこの向こうにはどんな景色が広がってるんだろうと・・・・・・・・(下山時に通る時にはなるほど・・・・と言う景色を確認できました)
やはり午後からはガスが湧きやすい高山特有の気象か?
相変わらずスローペースで登ります。
急ぐ旅でないしね。今日は登るだけだもの。
相変わらず周りは真っ白け。
本当だったらどんな景色が広がってたんだろうと・・・・・・・
と・・・・
霧の隙間から・・・・・
本日のお宿、燕山荘が見えた!
そして最後の登りを上がってみると山荘前に・・・
目の前には・・・
今まで見えなかった・・・・・・・
女王の姿が・・・・・
6時間近い登りでの達成は嬉しいねえ。
(山頂はまだですが(-_-;))
正面には息をのむような山々・
残念ながら私には山の同定が出来ません。
槍ヶ岳方面はガスがかかってて見えません。
時間は2時。山小屋の受付を済ませ、いざ山頂へ。
皆さんよくやる・・・・・・
そしてついに頂上へ。
山荘へ戻って部屋でくつろぎます。
そうです、今回個室をゲット。
6畳部屋です。これで3人は山小屋では贅沢か?
でも疲れた体には畳の上で大の字でくつろげるのは最高です。
夕食の後も缶ビールでくつろぐのでありました。
夕焼けは残念ながらイマイチ。でも星空は最高でした。
天井には琴座のαベガ、天の川を挟んでわし座アルタイル。
夏の大三角のもう一つ、白鳥座のデネブ。
天の川を見るなんていつ以来だろう?
素晴らしい巨大天然プラネタリウムだ!(^^)!
さて翌朝午前4時起床。
日の出が5時15分くらいなので、日の出前の4時45分からの朝食を選択。
しかし4時過ぎ部屋からの東の空は・・・・
こんなん見えたらもう朝食は後回し(笑)
日の出後の5時30分の回にしようとなりました。
外に出て刻々と変わる日の出前の様子を見つめます。
こんなの見たらまた登ろうと思っちゃいますよね。
素晴らしい天体ショーです。
昨日は見えなかった槍ヶ岳にも朝日が当たり・・・・・
朝食後付近を散策。北アルプスの絶景を愛でます。
昨日とは違う顔の燕岳。
槍ヶ岳の山頂を思いきりズーミングすると・・・
山頂には沢山の人が見えます。
登る山でなく、眺める山
この絵見たらやっぱりこれは見る山でしょ!
こうして私たちの北アルプスの夏は終わったのでした。
サァ、来夏は何処 の ぼ ろ!