8月23日から約2週間、米国イエール大学癌センターにVisiting Scientistとして、短期研修に行く機会を与えていただき、行ってまいりました。
イエール大学は米国東海岸にあるコネティカット州ニューヘイブンに位置し、アイビーリーグの一校に属する大学です。全米で三番目に歴史の古い大学であり、US Newsの大学ランキングでは毎年ハーバード大学、プリンストン大学と並んで上位三位に選ばれる名門校でもあります。卒業生には、ビル・クリントンとヒラリー・クリントン夫妻、ジョージ・HW・ブッシュとジョージ・ウォーカー・ブッシュ親子などの政治家をはじめ、著名人も多数在籍していました。
大学のカラーはYale Blueと呼ばれる群青に近い青で、大学のマスコットはブルドッグです。キャンパス内のバスなど、いろいろな場面で目にしました。
また、キャンパスを構えるニューヘイブンは国際学術都市として有名です。点在する大学のキャンパスがそのまま町を形成しているような印象でした。地理的にも、ニューヨークより北東へ1時間半ほどに位置し、緑が豊かなとてもすごしやすい街でした。
(Yale大学キャンパス)
(Yale大学付属 New Haven病院)
(所属していた研究棟、渡り廊下でNew Haven病院とつながっていました)
今回、私が訪問することになった経緯は、矢野教授が以前留学されていたMDアンダーソン癌センターでご一緒されていたRoy S Herbst教授が現在、イエール大学でお仕事されていることから、このような機会を作っていただきました。
Herbst教授の主宰されている腫瘍内科教室のBasic research部門は、Jaseok Peter Koo准教授がPIをなされており、私はそちらに配属されました。
中におられるポスドクの先生方もみなさんfriendlyに接していただき、本当に良くしていただきました。
特にJong Woo Lee先生とHee Sun Park先生にはたいへんお世話になりました。この場を借りて、心からの感謝を申し上げます。
(左から、Koo先生、Herbst先生、筆者、南條先生)
当研究室ではin vivo, in vitroの両方の研究を進めておられました。私も肺癌治療に関わる基礎研究に参加させていただき、引き続き日本でも進めていくことになりました。今後は金沢大学の方で共同研究を進めていく予定としています。
(動物施設:イエール大学キャンパスには歴史的な建築物が多く存在し、外観からはとても動物施設とは思えませんでした)
(ニューヘイブンを離れる前日に研究室のみなさんと日本料理店にて、少し暗いですが・・)
最後に、このような貴重な機会を与えていただきました当教室の矢野教授、イエール大学のRoy S Herbst教授、Jaseok Peter Koo准教授、また、留守中いろいろお世話になりました当教室の先生方、スタッフの方々に感謝申し上げます。
今回の経験を糧に、さらによりよい臨床・研究を進めていけるようにしていきたいと思います。
山田忠明